市川崑監督のサラリーマン風刺コメディ。

満員電車


大学の卒業式から始まりますが校舎が燃えてしまったので土砂降りの雨の中で卒業式。最初から川口浩はついていません。(この時ちらっと売れる前の田宮二郎が出ているところがうれしい。)

ほとんど意味のなさそうな新人研修が終わって地方に飛ばされた川口浩は張り切って仕事を始めるも、30分で一日の仕事を終えてしまい会社の先輩の船越英二からいかに少ない仕事で一日もたせるかという事を聞かされがっかりします。
地方に飛ばされたので友人もいなければ女関係も就職時に清算してしまったので休みの日もすることなし。

そんなこんなで父親の笠智衆から母親の杉村春子がおかしくなったと手紙が来て心配していたら実はおかしくなったのは笠智衆のほうだったり、急病で注射を打ち目覚めたら髪が全部白髪になったり踏んだり蹴ったり。

会社を辞めて次の働き口を見つけるも一流大学卒が逆に裏目に出てクビ。そして新しい仕事を始めるも・・・
という展開に風刺が効きすぎてちょっと笑えないのですが後からじわじわとこの映画よく出来ているなぁと感じました。

調べてみたら各キャラクターの名前が川口浩が【茂呂井民雄】でもろい?船越英二が【更利満】でサラリーマン。
小野道子の壱岐留奈なんて【生きるな】?すごいセンスです。ラクダビールも【楽だ】ってことなんでしょうか。内容は辛口ですけどネーミングセンスのユーモアは素晴らしいと思うのでした。

予告編