「リンカーン」（2012）

スピルバーグのリンカーンの伝記映画です。

ダニエル・デイ＝ルイス、アカデミー賞を受賞しただけあってやっぱりリンカーンというリーダー像にとても説得力がありました。
が、しかし伝記映画でもかなり真面目で政治的な描写が多いので序盤のまだ盛り上がらないところは地味でしたね。
偏屈なトミー・リー・ジョーンズが出てきてから話も盛り上がって来たと思います。

そして出演している俳優たちが地味に豪華です。
デヴィッド・ストラザーン、ジョセフ・ゴードン＝レヴィット、ジョン・ホークス、ジャッキー・アール・ヘイリーとか「ジャンゴ」の人とか。全く気が付きませんがジェームズ・スペイダーも出ていんたんですよ。出番が多かったのに気が付かないなんて不覚です。
他にも人名当てクイズができるくらい見たことある人が沢山出ていて、名前を思い出せずにもやもやしたりする別の楽しさがありました。

憲法修正に向けて取り込み工作がメインなので全体的に本当に地味で、出てくる議員の名前もたくさん出てきて顔と名前が一定せずと言う感じ。
これは分厚いリンカーンの伝記本をあらかじめ読んで勉強をして観に行くと、いいんじゃないかと思います。
俳優は本当上手い人がばかりなので。

個人的にはリーンカーンよりトミー・リー・ジョーンズのエピソードの方がドラマチックで興味深かったですね。
あと、デヴィッド・ストラザーンの演技もよかったです。

リンカーンと言えば暗殺。
「リンカーン 秘密の書」でも最後暗殺を匂わす終わり方をしていましたが、暗殺されるの分かっているからあえて入れて欲しくないんですよね。
奴隷解放という目的を達成してよかったね。という終わり方じゃダメなのかなといつも思ってしまします。もしくはエンドロールのテロップで暗殺の事をさらっと触れるくらいでいいんですけどね。