オリジナル版とリブート版が融合したベスト・キッドです。
兄の死で香港からニューヨークに引っ越してきた高校生が、ご近所の同級生と親しくなって因縁を付けられた相手と空手大会で戦うといういつもの感じのベスト・キッド。
リブート版のジャッキー・チェンとオリジナル版のラルフ・マッチオ共演。というところが売りでしたが、この高校生の青春ものとして爽やかで意外とよかったです。
ご近所のピザ屋の娘と出会って、そこのお父さんも元格闘家だけど借金をしていて嫌がらせを受けたりするけど、高校生が撃退。ピザ屋のお父さんに戦い方を教えたり、カンフーを禁じた厳しめのお母さんが憑けた家庭教師がなかなかの好青年で話に食い込んできて、登場人物がみんないい人。
ピザ屋のお父さんもどこかで見たことがあると思ったら不倫ドラマ「アフェア」の人でテンションが上がりました。
学校で幅を利かせている空手チャンピオンがものすごく性格が悪いし、彼の道場の経営者が裏社会の人っぽいけど、その辺が薄っぺらくて敵としてはものすごく物足りないけど、主人公の高校生が好青年なので最後まで応援したくなります。
性格が悪い高校生も地下鉄で無駄に絡んだりして未だにこれ繰り返しているの?という古臭さは否めません。
ジャッキーチェンとラルフ・マッチオは思っていた良い出番は少なめで高校生がメインだったところもよかったのですが、彼はもう最初から強いのでクライマックスの空手大会がサクサク進みすぎてちょっと物足りないです。
ラルフ・マッチオが出るんだから「コブラ会」とつながって欲しかったけどそれがなかったのが残念。
でもラルフ・マッチオも「ベスト・キッド」一本でここまでやって来ているってアメリカン・ドリームだと思いました。
予告編
おまけ
キャラクターポスター