ベトナムの3つのオムニバスホラー。

迷霊怪談集

ベトナムで定番の飲み物らしいサトウキビジュース。
そんなサトウキビジュースのポスターの女優の悲劇を描いたのが一話目。

美しくて人気絶頂っだったのに何者かに酸をかけられて消息を絶つという壮絶な出来事の後に、現在になり新人女優が抜擢されるも彼女は屋敷に幽閉されてしまい、相手の女優の秘密を知ってしまう・・・という感じで昭和っぽいホラーというか楳図かずおみたいな話になっていて一話目はそれなりに面白かったです。

と思っていたら、いきなり知らない人が出てきて何なんだろうと思っていたらいつの間にか二話目が始まっていてびっくり。唐突に始まっていてメリハリがないです。

それは二話目と三話目も同じような感じでいきなり始まるのでどんな話だったかもほとんど印象に残らず。そしてどの話も?首無しの死体が襲ってくるみたいなシーンが必ずあって不思議でした。

予告編

天才的な法医学者が女刑事と組んで難事件を解決するフランスの犯罪ドラマの第五弾にして完結。

バルタザール 法医学者捜査ファイル

前シーズンでお尋ね者となったバルタザールが仲間たちのピンチのために危険を承知で戻ってくるという始まり方をしていますが、事件を解決しておとがめなし。みたいなゆるーい展開になっていました。

そもそもこのドラマ、バルタザールの奥さんを殺した犯人を突き止める。という感じで始まりましたが、そんなことあh解決したおかげか。初代女刑事はいなくなってから大分テイストが変わりました。

一応殺人事件の調査は毎回あるのですが、サイコパスの元カノが生んだ子供が突如バルタザールが育てることになり、幸せ。とまんざらでもない感じですが、刑務所にいる元カノが脱走、そして逆恨みしているバルタザールのお兄さんがバルタザールを追い詰めるという話になっていましたが、この時だけ急にシリアスになり、普段の適当な感じのバルタザールがびっくりします。

もともとバルタザールの殺された奥さんを捜すというのが当初の話でしたが、犯人も見つかり、相棒の女刑事が去って新しい相棒が来たシーズン4からバルタザールの外伝みたいになっていて、これはこれでいいのですがやっぱり初期の頃のバルタザールと相棒との恋愛関係を含めて色々スリリングでありユーモアもあってよかったかなと思います。

ドラマ自体もこれで完結しましたが強引に終わらせた感じがつよいのでやっぱり打ち切りという線が濃厚のような気がします。

予告編

36歳の女性が13際の少年と不倫をして出産したという実話の映画を撮るために女優が役作りのためにこの夫婦を訪れるという感じをスリリングに描いた作品。

メイ・ディセンバー ゆれる真実

90年代に36歳の人妻が13歳の少年の子供を獄中出産して、その後結婚しました。という実話の映画化にあたり女優が役作りのために一家を訪れる。という話です。

ジュリアン・ムーアとナタリー・ポートマンという組み合わせもすごいのですが、実話ってところもすごいです。
野心家なんですよナタリー・ポートマンが。彼女が奔放なジュリアン・ムーア一家に訪れ一緒に時間を過ごすうちに、ジュリアン・ムーアっぽくなっていくという感じもありつつ無駄にスリリングな音楽が流れるから何か起こるのではないかというスリル満点の変な演出。

しかしこのサスペンス調の音楽と突如情緒不安定になるジュリアン・ムーアも演技のおかげで無駄にハラハラして疲れます。
この歳になってもまだ純粋といったらいいように聞こえますが、無邪気な感じが逆に近寄りがたいし、周りも微妙に気を使っています。

野心的な女優役のナタリー・ポートマンもこの夫婦の家族がいるところに現れて共に過ごすとか、なかなかの煙たがようですよ。
家族の食事会になぜかこの女優も呼ばれたり、そのおかげで一家が崩壊しそうになっていろいろしたたかな感じがして実話ってところまで考えると怖いです。

女優がリサーチのために訪れているので、映画が完成したその後とか一切触れられず、そいういうのを期待していたらモヤモヤすると思いますが、二人の女優の演技はさすがでした。

予告編
おまけ
別ポスター
メイ・ディセンバー ゆれる真実

メイ・ディセンバー ゆれる真実

強盗集団が活躍するアニメ。

バッドガイズ

オオカミ、ヘビ、クモ、サメ、ピラニアという強面の強盗軍団が陰謀に巻き込まれるコメディタッチのアニメです。

いかにもおっかない強盗メンバーが世間に恐れられていてそんな彼らも遂に逮捕されるもバッドガイズからグッドガイズになるために奮闘するも陰謀に巻き込まれて世間の目は再びバッドガイズになってしまう。
という展開で、仲間との不協和音あり、絆や友情あり。ととてもきれいなまとまりになっているなという印象です。

これはリーダーのオオカミの声がサム・ロックウェルというイメージ通りの配役のおかげだと思いました。
それに色々な映画の要素がいい感じに取り込まれていて面ではないアレンジ感も好感度高いです。

アニメとしての世界観も7,80年代っぽい雰囲気を醸し出すちょっと懐かしい感じもよかったです。

五匹の強盗グループは基本的にみんなに煙たがられる見た目をしているけれど、実はいい奴らで見かけだけではない。というタイトなメッセージ性もあったりバランスのいい映画でした。

予告編
おまけ
キャラクターポスター
ミスター・ウルフ
ミスター・ウルフ

スネーク
スネーク

タランチュラ
タランチュラ

シャーク
シャーク

ピラニア
ピラニア

バッドガイズ

バッドガイズ

発明家の叔父が残した遺産を巡り親族が遺言に従ってゲームをするコメディ。

遺産

発明家の叔父の遺産を相続するために集まった親族が、遺言でゲームで勝ったものが特許を受ける権利がある。ということで三組の家族が密かに遺産を狙っているもそんなに簡単じゃない。という定番の展開。

実際は叔父さんは生きていたけどやっぱり死んじゃったという事で隠し通路とか「いかにも発明家って感じの仕掛けみたいなのがお屋敷に遭ったりするけれど、最終的には叔父さんの用意したクイズ大会をみんあでやることになって、結局ライバル視していた三組の家族が、このクイズはみんなで協力しなきゃ解けない。
となって協力していくうちに一族が何となくいい感じになりました。

という全体的にふわっとしたハートウォーミングな感じさを醸し出していて、面白くないわけではないけれど特別つまらないわけでもなく何となくメリハリのない感じの仕上がりになっていたかなという、可もなく不可もなくという印象の内容でした。

予告編