以前、週刊プロレス編集長だったターザン山本氏が「プロレスファンは一つの時代しか生きられない」と書いていた。
例えるなら、
もしアントニオ猪木の全盛期を応援したなら猪木引退後に引き続きプロレス界を熱く応援したくても以前のような熱さを維持するのが難しい、という意味だったように思う。
自分も、応援していたブル中野選手が全女を去ってから熱が冷めてしまったので「プロレスファンは一つの時代しか生きられない」は個人的に納得の言葉だ。
だけど時は流れ、他のジャンルを応援するようになって「一つの時代しか生きられない」に抗いたいなとずっと思っている。
旧Jの場合、デビューが決まってジュニアを卒業すると担降りする人が多くなる。
きっと達成感とか、一仕事終えた感なのかな。
夢を叶える道のりを一緒に走ってる感覚は楽しいし、そういう意味でジュニア担は楽しい。
宝塚の場合、推しが退団すると熱が冷めて宝塚の観劇自体をやめてしまう人がいると聞いた。
私も好きなジェンヌさんが各組に何人もいるけど、観劇熱が冷めてしまうなんて怖い。
願わくばずーーっとワクワク楽しんでいたい。
だから年季の入ったファンの方たちを見てるとホッとする。その空間やその世界を私もずっと好きでいたい。
そしていつの日かまたプロレスファンにも戻れたらいいなと思う。