今年の観劇予定はほぼ終わったので、2023年に観た作品で特に好きだったものを10本選びました(順不同)(劇団四季と宝塚は殿堂入り)
このランキングの選択基準は「リピートしたいほど大好きだった作品(実際にリピートした作品)」「再演するなら遠征してでも観たいと思っている作品」です。
ルーザーヴィル(新橋演舞場)
Jの現場のひとつ、みたいな軽い気持ちで観劇しましたが作品としてすごーーーーく楽しくて熱くて大好きになりました。リピートしたかったけど日程が合わずに泣く泣く断念。再演があったらいいな~と楽しみにしています。
マチルダ(シアターオーブ)
音楽もセットも展開もキャストも何もかもが素晴らしくて絵本の中に自分が飛び込んだような気持ちになりました。特に主人公マチルダが仕草も振り付けも歌声も歌詞も表情も何もかもキュートで大好きですリピートしたかったけど日程が合わずに泣く泣く断念。また何度も観たいです。
火の顔/アンティゴネ(吉祥寺シアター)
Jの現場のひとつ、みたいな軽い気持ちで足を運んだら作品テーマが重くて熱くて真剣勝負で心が震えた作品。客席の多くはキャストの若いファンでしたが、ファンがこれを正面から受け止めることを信頼して制作側がボールをまっすぐ投げたことと、実際に多くのファンがしっかりとそのボールをキャッチしたことの両方が嬉しくて、変な言い方だけど「誇らしいな」と光を感じました。
ダーウィンヤング(シアタークリエ)
これもある意味でJの現場のひとつ、みたいな気持ちで好奇心で観劇しましたがものすごい衝撃作でした。大東くんが演技の世界で素晴らしいキャリアを重ねていけますようにと心から思った一作です。
ある馬の物語(世田谷パブリックシアター)
今年一番個人的に大好きだった作品はこれです。始まる前の劇場内の空気を吸うのさえ楽しくて、時間とお金が許すなら全公演入りたかったぐらい大好きでした音楽もセットも全キャストも物語も何もかもが最高でした。この作品を世に出してくれてありがとうございました!!
SHOW BOY(シアタークリエ)
大好きな舞台の再演。何回も見たのですが前方席で観た時はふぉ~ゆ~の熱気が凄すぎて、特に辰巳氏のパッションが熱すぎて観客みんな日焼けしそうでした。好きなセリフがいっぱいあるし好きな歌詞がいっぱいあるし、自分の座右の銘にしてる名言がここにあります。
ヴァグラント(明治座)
ポルノグラフィティの新藤晴一さん制作の初ミュージカル作品。ということで「一体どうなるんだろう?」という好奇心で観に行きました。予想以上に新鮮で面白くてカッコよくて「好奇心で飛びつくのって大事だな」と思いました。帰りに廣野さんのアクスタを衝動買いしました
アンドレデジール最後の作品(大手町ホール)
上川さんが好きなのと、高橋亜子さん、鈴木裕美さんの作品が好きなのでチケットを取ってみたら、全身の毛が逆立ちそうなほど大感動した名作でした。「ある馬の物語」で私の大好きなキャラクターを演じていた小柳さんも出ていて、上川さんと小柳さんの素晴らしい声を滝のように浴びることが出来る至福の時間でした。リピートしたかったけど後半の日をとってしまったので何もできず涙を飲みました。チケットは前半の日程で抑えるべきなのだと思います。でもブルーレイ予約したからいいもんね。何度も家でリピートします
フートボールの時間(吉祥寺シアター)
丁寧に調理した栄養たっぷりの美味しいごはんを居心地の良い古民家カフェで供されたような、心の栄養補給みたいな時間でした。小さな劇場なので全キャストの表情がよく見えたのですが、全員が演技では無くて実際にその時代をリアルに生きていて体温がほのかに伝わってくるような温かい作品でした。
NOISES OFF(六本木EX)
今年の唯一のWEST.の現場でした。物語が最高に面白いし全キャストが最高だし客席みんなでゲラゲラクスクス笑って楽しかったな~ 何度でもリピートしたくなる素晴らしい作品でした。こういう時だからこそ思いっきりみんなで笑える場所があるのって貴重で大事なことだなと幸せに思いました。
映像化や放送されない舞台作品も多いので、その素晴らしさは観た人の記憶の中にしか残らないんだけど、中井美穂さんが以前「自分が死ぬときに物は持っていけないけど素晴らしいものを観た感動は自分の中に宝物として残り続ける」みたいなニュアンスのことをおっしゃっていて、その考え方って素敵だなーーと思ったんですよ。
私も素敵な作品を観た記憶や感動を自分の中に溜めて大事にしていこうと思います。素敵な宝物が今年も増えました