六本木クロッシング展「僕の身体、あなたの声」 | 雑談ブログ

雑談ブログ

ショー舞台ミュージカル・エンタメ大好き

六本木ヒルズの森美術館で開催中の
「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」

どういう展覧会かと言うと
20組の現代アーティストの作品を通じて
「私」とは誰だろう。私の身体はどのように歴史や他者とつながっているのだろう。過去と未来、自己と他者が交錯する感覚を味わいながら、世界と自分との新たな関係性を探ります。(公式HPより引用
)


野村和弘《笑う祭壇》
インスタレーション
的あてゲームのように、さまざまな形や色の使い古されたボタンを小さなオブジェに載るように投げることで出来上がる作品。



片山真理
両足義足で活動するアーティスト
9歳の時に両足を切断。以来その身体を介し
自分と世界との関わりを作品にし続けている。


石川竜一「okinawan portraits 2010-2012」
地元沖縄で人々を撮影した作品。
すれ違う人達に声をかけて撮影。
どんな人も、話しかけてみると予想以上の
ストーリーを持っていた、とか。

なかでも私が一番好きなのはこちら


山城大督「トーキング・ライツ」
一番初めに観た時は、他の鑑賞者がおらず、
自分一人だったので、作品を見ている客観性が
掻き消え、作品世界にふわっと入り込んで
「黄泉の国に来ちゃったんだろうか?」と
本気で一瞬思いました。

部屋の中央に置かれた古道具などが
小劇場で演じる役者たちのように
物語を紡いでいき、BGMと効果音、
光と詩、朗読の声、間合い、沈黙
全てが、不思議な洞窟のような世界を
作り出しています。

とても居心地が良くて、この空間が好きで
この作品目的に何度も再訪しています。

私は、美術館に一人で行くのが好きです。
作品を見る行為は、自分との対話だと思っていて、
その時間が心地よいからです。

アーティストが、新たな視点、世界を見せて
くれることで、自分の中にあった新たなものに
気づいたり、気がかりだったことを
解決するヒントがあったり、毎回刺激があります。