今、自分が一番やりたいこと | FELICIDAD~毎日が幸せ~

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仕事、趣味、結婚生活(国際結婚)に関しての
独り言をゆっくりと綴りたいと思います。
…そう、思っていました。
その後地球の反対側へ移住。
仕事も趣味も日常生活も変わりました。
でも、☆ソンモとsg WANNA BE+の音楽を愛することは
全く変わりません(人´∀`)♡

ここに移住するまで、
私はメディカルソーシャルワーカーとして
ある病院で働いていました。
今まで、長い長い道のりを経て
この職に辿り着いたとき…
MSWが私の天職だったんだ、
と、強くそう思ったのを覚えています。

自分の未熟さを感じながらも、
日々学びながら仕事をさせてもらいました。
かなり忙しかったし、
精神的にも厳しい日々は続きましたが、
それでも周りの仲間に支えられ、
患者さん、患者さん家族にも力を貰い、
とても充実した時間を過ごさせて頂きました。

今は現場から離れ、
蓄えた知識もどんどん薄れてきているようで
なぜだか焦りすら感じてしまいます。

こちらはまだまだ福祉においては発展途上。
ソーシャルワーカーという言葉は聞きますが
実際どんな仕事、活動をしているのかは
私にはよく分かりません。

知り合いのドクターに、
日本ではこういう仕事をしていた、
という話をする機会がありましたが、
「日本は専門職の領域がはっきりしてる。
 今聞いたこと、ここでは殆ど
 医師と看護師がしてるよ。
 いいなぁ、一緒に仕事がしたいなぁ」
という言葉が返ってきました。
ドクターと話しながら、
当時の想いが蘇ってくるようでした。

本当は足を洗ったつもりだった日本語教師。
今ではここでの生活時間の殆どを
日本語教師として費やしていると言っても
過言ではありません。
では…果たして適職と言えるんでしょうか?
今の私にはよく分かりません。
分かりませんが、
良い教師になるため、勉強は続けたい。
どうせならもっと上を目指したい、
という思いが強くなっています。
どこまでも貪欲ですね( ・∀・)

先日、あることがきっかけで、
地元の特別支援学校とリハ施術所が
併設されている施設の管理者に会いました。
ここは、政府の援助と地元の寄付で
運営されている施設です。
その施設を訪問して
関係者と話をしていた時、
ダウン症の女の子数名が
挨拶に来てくれました。
ここの習慣でハグをして2回のキス。
その後しばらくして、
その中の一人が笑顔で私に駆け寄り、
もう一度ハグをしてくれました。
管理者は、
「あなたが好きなのよ。
 ここの子たちは、好きなら好き。
 嫌いなら嫌いっていう態度が、
 はっきりしてるからね」
とおっしゃいました。

私はこのことがあって、
ずっと心に秘めていた想いを
管理者にボロっと話してしまいました。
「私、ここで支援学校の
 ボランティアをしたいんですが…。
 私は楽器を演奏することができるので
 子どもたちと音楽で交流したい。
 子どもたちには、
 スペイン語を教えてもらおうと思います」

すると管理者は嬉しそうな表情で、
「私達ラッキーだわ。
 ここに素敵なボランティアが来てくれる」
と、支援学校の校長に話してくれました。

やっぱり…こんなことが好きなんだ。
こうやって人とかかわることが…。

やりたいこととやらなければならないこと。

この地で日本語教師として
言語と文化を継承するお手伝いをするのは
私の使命のような気がするんです。
だから求められれば続ける。
苦しんで苦しんで
そう思えるようになりました。

反対に福祉に関することは、
自分がやりたいこと。
魂が欲していることだと思うんです。
高齢者のデイサービスにしろ、
このことにしろ…。
これからもっと、
この町独自の福祉活動、福祉事業への提案が
できればいいなぁと思います。
…すべてボランティアですが('・ω・') 

やりたいこととやらなければならないこと。

両方のバランスを保って、
私の精神バランスも保たせ、
人生を積極的に楽しく送りたいなぁと
思えるようになりました。

風がやさしく吹いてきています。
今、その風に乗ろう。


2日前、首都の日本語学校での仕事を終え、
色んな事を想いながら帰ってきました。