季語は「末黒/すぐろ」で、春、野焼きしたあとの景、黒々とした焼け跡です。「末黒」は歳時記の「地理」に分類される季語ですが、「野焼」の方は「生活」に分類される季語で、農作業に関わる季語の一つです。おそらく、「消火器」はこの野焼での類焼を防ぐ為に用意されたものと思われますが、使われたのか使われなかったのか、「転がつてゐる」なのですから大過はなかったのでしょう。「末黒」に赤く塗装された「消火器」、目立つと言えば言えそうですね。