「水馴れ竿/みなれざお」は筏とか舟とかに使う竿(棹)で、長い間の使い込みで水に馴れている竿のことです。「茅花流し/つばなながし」は初夏の季語で、雨気を含んだ南風、茅萱のほぐれた穂絮をなびかせて吹く風のことです。
 

流れに竿差す人も今は陸(おか)の上、水馴れ竿を担いでの帰途、水辺の茅萱(ちがや)は穂絮を南風に靡かせているのです。景にはとても叙情性があります。