一句は春風の心地よさです。「軽く解い て」は「を」なのですから「春風」のことを言っているように読めますが、人は春風を解くことは出来ませんからここでは「袱紗」の連体修飾句です。ですから、袱紗を軽く解いた時のようなそんな軽さの春風であることだなあ、という意味内容を喩を使って韜晦的に表現したことになります。勿論、この袱紗は春風を軽く解いているようなそんな感じがする、という意味をも内包してはいます。この句の「を」と「ほど」との用法は散文だったら減点ものなのですが、一句のこの雰囲気の味わい、それで、解れ、という次第。