清涼飲料水は押し並べて夏の季語なのですが、単なるレモネードではなく「ラムネ」と言えば兎に角も玉詰びん(コッド・ネック・ボトルと言うのだそうな)、「ラムネ瓶」であり「ラムネ抜く」であり、そのビー玉の「ラムネ玉」なのです。あのガラス瓶の色も格別ですが、あのビー玉の音にも少年時代の夏休みが甦るような気がします。掲句も郷愁の夏休み、でしょう。「傾ける空」は、ラムネ瓶の飲み方の喩表現、瑪論さんらしい捉え方だと思います。