余談です。『唐詩選』に劉廷芝(りうていし)という詩人が出て来ます。「年年歳歳 花相似たり/歳歳年年 人同じからず」という有名な対句の作者なのですが、その劉廷芝の別の詩に、「千秋萬古 北邙の塵(せんしうばんこ ほくばうのちり)」というフレーズがあります。意味は「千年も万年も北邙山(ほくぼうさん)の墓地で、ごいっしょに塵となり土となったら本望」という意味なのですが、別段、墓地を同じうせずとも、と思うのです。屈原好きの瑪論さんと淵明好きの私とでは、詩論は平行線の儘かも知れませんが、互いに主流派ではないことを認め合ってきた仲の筈、千年は飽きてしまいそうですけれど、百年くらいは、と思うのです。