季語は「目貼/めばり」で初冬。隙間風を防ぐ為に、家の隙間隙間に紙を貼ったりして隙間を塞ぐこと。
 

「目貼して」の後にも軽い切れが在りますが、一句の切れは句末、完了の助動詞の終止形に拠ります。
 

「志学」には「学問に志すこと」と同時に「十五歳」の意味があります。後者は『論語』、「子の曰わく、吾れ十有五にして学に志す」に拠ります。十五歳というと、中学三年生、高校受験の頃です。「志望校」という言葉も現実味を帯びた年頃、でしょうか。一句は、その辺を踏まえている気がします。要するにその後、多くを失ってしまった“夢”のこととか、「あの頃にああしていれば」の“たられば”の類、それらについて「見当らぬ」と言いつつも、些かの未練が在りそうな。そんなもん、とっくに目貼しちゃったからさ、と言いながら、・・・。