季語は「息白し」で三冬。寒さで人の吐く息が白くなることで、「白息/しらいき」とも言います。
 

一句を単に散文化すれば、冬の日に吐く息の白さ、その濃さはまるで懺悔をしているかのように見える、なのですが、「白息の濃きこと」を「濃きことの白息」と叙述の順番を変えたときに産み出される別のニュアンス、それをどう読み取るかなのです。
 

寒い、息が白い、本当に息が白い、この白さ、この白息の濃さは、この濃きことは、まさに私の罪の濃きことに違いない、その濃きことが私の白息の濃きこととなっているのだ、それはまるで私の懺悔でもあるかのように、悔い改めんと神に赦しを請うているかのように・・・。そう、この白息の濃きことは、私の告解(こっかい)に違いないのだ。