何やら世間では奇門遁甲がブームになっているらしい。
たしかに私の周囲でも、奇門遁甲が再度の流行りを見せている。
黒門さんの新刊書が出たことや、セミナーが開かれていることも大きな一因であろうが、こういう流行には何かの大きなうねりが影響しているように思える。
奇しくも私自身も、20年以上積み残しておいた宿題に手を着けようとした矢先であった。
ただ、世間で奇門、奇門と言われるようになると、如何にも流行に乗ったようで、なんだか気恥ずかしい。
時間を重ねることはありがたいことで、20年前には皆目わからなかったことが、なんとなく解明できるような気になっている。
もちろん私のことだから、唯一の真伝でもありません。
中国正統派でもありません。
名乗りを上げるような流派もありません。
一人で、こっそりと、実用化しています。