SkypeやZoomを使ってオンラインで初級インドネシア語個人レッスンを始めます。初級限定ですが今回は無料で実施しようと思っています。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

 

教材などこちらで用意します。これからインドネシア語を習いたいと思っている方、インドネシア語の学習を初めて間もない方が対象です。

 

SkypeやZoomは簡単にダウンロードできて使い方も簡単ですので未経験の方も心配ありません。

 

Skypeのダウンロードサイト

https://www.skype.com/ja/

 

Zoomのダウンロードサイト

https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

 

無料オンライン個人レッスンに関心のある方は下記までお問い合わせください。(外部リンクに移動します。)

https://ws.formzu.net/dist/S765413/

長らくサボって更新が滞っていました。文法講座再開したいと思います。

 

助動詞のお話しです。

 

インドネシア語の動詞は接頭辞や接尾辞による語形変化はありますが、英語のように時制の変化がありません。そこで重要な働きをするのが助動詞です。これを使いこなせればインドネシア語の表現に幅が広がるのです。

 

それでは今回は「時」に関係する助動詞から見ていきましょう。

 

akan ~するだろう・~する予定だ

Kereta api itu akan berangkat malam ini.

クレタ アピ イトゥ アカン ブランカッ マラム イニ

その列車は今夜出発するだろう。

 

mau ~するつもりだ

Mereka mau datang ke sini besok.

ムレカ マウ ダタン ク シニ ベソッ

彼らは明日ここに来るつもりだ。

 

この2つの助動詞はいわゆる「未来」を表します。動詞の直前に置く点は英語と同じですね。

 

mauは「~したい」という意味で訳される場合もあります。

 

助動詞の後ろの動詞の形に変化はありません。英語だったら必ず「原形」になると教わったと思います。

 

続けて紹介していきます。

 

sudah すでに~してしまった

Dia sudah makan siang.

ディア スダ マカン シアン

彼はすでに昼食を食べた。

 

telah すでに~してしまった

Apakah kamu telah megerjakan perkerjaan rumahmu?

アパカ カム テラ ムグルジャカン プクルジャアン ルマム

あなたはもうすでに宿題を終わらせましたか。

 

apakahを文頭に置くと疑問文になるんでしたよね。

 

telahの「e」は以前記事に書いた「エ」と「ウ」の中間音です。「エ」の口で「ウ」と発音してください。

 

mengerjakanは語幹kerja(クルジャ/仕事)に接頭辞meと接尾辞kanがついたもので、別の記事で今後詳しく説明します。 「~を終わらせる」という意味です。

 

pekerjaanは語幹kerjaに接頭辞peと接尾辞anがついたものです。こちらも今後学習していきます。「仕事」という名詞です。

 

pekerjaan rumahを直訳すると「家の仕事」。だから「宿題」になるんです。

 

rumahの後ろについているmuは、rumah kamuのこと。こういうふうに名詞の後ろにmuをつけてしまい、「あなたの~」という所有格の意味にしてしまうこともあります。

 

少し発展的な内容になってしまいましたが、ひとつずつ今後解説記事を書いていきますのでご安心ください。

 

続けていきます。

 

belum まだ~していない

Kereta api itu belum berangkat.

belumの「e」も「エ」と「ウ」の中間音です。ブルムと聞こえます。

その電車はまだ出発していません。

 

baru ~したばかり

Mereka baru datang.

彼らは来たばかりです。

 

sedang ~している

Adik laki laki saya sedang belajar.

sedangの「e」も「エ」と「ウ」の中間音です。スダンと聞こえます。

英語で言えば「進行形」のような意味合いです。

弟は勉強しています。

 

masih まだ~している

Ayah saya masih tidur.

アヤ サヤ マシ ティドゥル

僕の父はまだ寝ています。

ayah=父

tidur=眠る

 

pernah ~したことがある

このpernahはsudahやbelumといっしょに用いて次のような言い回しになります。

①Saya sudah pernah pergi ke Indonesia. 

➁Saya belum pernah pergi ke Indonesia.

 

①と➁の違いはわかりますか?①は「私はすでにインドネシアに行ったことがあります。」➁は「私はまだインドネシアに行ったことがありません。」という意味になります。pernahの「e」も「エ」と「ウ」の中間音です。プルナと聞こえます。それから今日紹介したsudah, telah, pernah語尾が「h」ですから、「ハ~」と息をもらす感じで発音することも思い出してください。

 

まだまだたくさんあるので次回以降続編の記事を書いていきたいと思います。

 

インドネシア語検定E級は、「必要最低限のコミュニケーションがとれる」レベルです。語彙や文法の基礎的な問題が出題されます。短めの読解問題、文法語彙問題、リスニングの3つの出題形式に分かれています。

 

E級レベルの例題を挙げてみますので挑戦してみてください。

 

①menontonの語幹はつぎのうちどれか?

A. nonton  B. tonton  C. onton  D. konton

 

②次の文の日本語の意味は?

Jangan repot-repot, datang saja sudah senang.

 

③空欄に入る前置詞は?

Dia suka bercerita (  ) kota Solo.

 

④つづりの正しいものは?

頭 A. kupala  B. kupara  C. kepara  D kepala

 

⑤空欄に当てはまる最も適当な語は?

Pacar Anda berasal dari  (  )?

 

⑥次の日本語をインドネシア語に訳しなさい。

そんなに疲れていないが眠い。

 

⑦種類の違う語は次のうちどれか?

A. paman  B. nenek  C. piring  D. kakek

 

 

さあ、どうでしょうか?実際の出題形式は違いますが、上記の問題にサクッと答えられる方はE級のレベルクリアです。

 

さて答え合わせです。

①menontonの語幹はtontonです。

me-動詞の解説記事で説明しましたが、接頭辞me-がつくと動詞の最初の文字 t は n に変化します。

 

②日本語の意味は、「どうぞお構いなく。来てくれるだけでうれしいです」となります。

jagan repot-repotは決まったフレーズで「どうぞお構いなく」という意味です。

 

③空欄に入る前置詞はtentang(〜について)です。

文全体の意味は、「彼はソロの町について話すのが好きだ」となります。

 

④「頭」という語の正しいつづりはkepalaです。

 

⑤空欄に当てはまる語はmana(どこ)という疑問詞です。

文全体の意味は「あなたの恋人はどこ出身ですか」となります。

 

⑥正解は、Saya tidak begitu lelah, tapi mengantuk. 

tidak begitu=それほど〜ではない

 

lelah=疲れた

 

mengantuk=眠い

 

⑦種類の違う語はpiringです。

paman=おじ

 

nenek=祖母

 

piring=皿

 

kakek=祖父

 

「家族の呼び名」の記事で取扱ましたね。

 

正答率はいかがでしたか?E級のレベルはこんな感じです。

「インドネシア語技能検定試験」は日本インドネシア語検定協会が主催する日本で唯一の公的なインドネシア語検定です。

 

1月と7月の年2回行われ、試験会場は日本国内4ヵ所(東京・名古屋・大阪・福岡)、インドネシア2ヵ所(ジャカルタ・バリ)で受験可能です(ただしB級以上に課される2次試験は東京とジャカルタのみ)。

 

E級から特A級まであり、レベル感は下記の通りです(インドネシア語検定協会ホームページの説明をそのまま掲載)。

必要最小限のコミュニケーションが取れるE級、旅行するために十分なD級、日常生活で不自由しないC級、職場で生かせるB級、社会生活全般に対応できるA級、翻訳・通訳のプロとして通用する特A級の全6段階評価です。

 

さらに詳しい情報はインドネシア語検定協会ホームページをチェックしてみてください。https://www.i-kentei.com/index.html

 

語学学習で一番大事なのは実践練習。ネイティブスピーカーとコミュニケーションをとる機会が多ければ多いほど上達するものです。でも周囲にインドネシア語を母国語とする人はなかなかいないし、語学学校はお金がかかるし…。

 

そんな悩みを解決するひとつの方法が語学学習パートナーを見つけることができるサイトConversation Exchangeです。

 

https://www.conversationexchange.com/

 

これを使えば結構簡単にインドネシア語の話し相手が見つかります。もちろん相手も日本語を学習したいと思っているので、まさにウィンウィンなんです。

 

使い方は簡単です。利用登録をしたあと、自分が学びたい言語(当然インドネシア語)、相手の学びたい言語(ふつうは日本語を選べばよいと思います)、相手の居住国(自分が日本にいるなら日本、海外居住の方はご自分の住んでいる国)などを条件に検索すればたくさん候補者が出てきます。

 

あとはメッセージを送って反応を待つだけ。

 

会うのはちょっと…という人はSNSだけでつながって語学の練習をすることも可能です。これだけでも結構勉強になります。私もこれをかなり活用しています。メッセージをインドネシア語でやり取りするのは語学力向上にかなりつながると思いますよ。SNSつながりなら相手の居住国はどこでもいいわけですから語学パートナーが見つかる確率は高くなります。

 

ぜひ試してください。