インドネシア語検定E級は、「必要最低限のコミュニケーションがとれる」レベルです。語彙や文法の基礎的な問題が出題されます。短めの読解問題、文法語彙問題、リスニングの3つの出題形式に分かれています。
E級レベルの例題を挙げてみますので挑戦してみてください。
①menontonの語幹はつぎのうちどれか?
A. nonton B. tonton C. onton D. konton
②次の文の日本語の意味は?
Jangan repot-repot, datang saja sudah senang.
③空欄に入る前置詞は?
Dia suka bercerita ( ) kota Solo.
④つづりの正しいものは?
頭 A. kupala B. kupara C. kepara D kepala
⑤空欄に当てはまる最も適当な語は?
Pacar Anda berasal dari ( )?
⑥次の日本語をインドネシア語に訳しなさい。
そんなに疲れていないが眠い。
⑦種類の違う語は次のうちどれか?
A. paman B. nenek C. piring D. kakek
さあ、どうでしょうか?実際の出題形式は違いますが、上記の問題にサクッと答えられる方はE級のレベルクリアです。
さて答え合わせです。
①menontonの語幹はtontonです。
me-動詞の解説記事で説明しましたが、接頭辞me-がつくと動詞の最初の文字 t は n に変化します。
②日本語の意味は、「どうぞお構いなく。来てくれるだけでうれしいです」となります。
jagan repot-repotは決まったフレーズで「どうぞお構いなく」という意味です。
③空欄に入る前置詞はtentang(〜について)です。
文全体の意味は、「彼はソロの町について話すのが好きだ」となります。
④「頭」という語の正しいつづりはkepalaです。
⑤空欄に当てはまる語はmana(どこ)という疑問詞です。
文全体の意味は「あなたの恋人はどこ出身ですか」となります。
⑥正解は、Saya tidak begitu lelah, tapi mengantuk.
tidak begitu=それほど〜ではない
lelah=疲れた
mengantuk=眠い
⑦種類の違う語はpiringです。
paman=おじ
nenek=祖母
piring=皿
kakek=祖父
「家族の呼び名」の記事で取扱ましたね。
正答率はいかがでしたか?E級のレベルはこんな感じです。