ラマダーンもあと2日。
何故か日中は暑さがぶり返しているってのに、昨日は一念発起して日中に出かけてきた。
なぜなら、重大な作戦を決行するXデーだったのだ。
その作戦とは・・・・
秋刀魚を買うぞ大作戦
サンマよ、サンマ。
日本では何も珍しくはないだろうけど、エジプトでサンマ、見たことない~~。
ところが、以前登場した、もうすぐ臨月妊婦のKさんが、とある市場にて見つけた、という。
その時に入っていたダンボール箱に○○水産、の文字があったので日本からの輸入品に
違いない、と。そして買って食べたら、美味しかった、と。
それは、ぜひ買いたいぞ。ただ、いつ入荷するかなんてわかるはずもないので、せめて
Kさんが買ったのと同じ曜日に行こう、と作戦を練っていた。その日が昨日だったわけ。
さて、何度となく書いてきているけど、カイロでは魚の卸売り市場が空港よりの町にあり
そこから各地へ卸されていくらしいのだけど、日本人によく知られているのは
アタバという地区にある市場。ここは魚だけではなく、色んな物が売られている大きな市場。
ここにある、とある魚屋さんは、いわゆる高級魚をメインに仕入れ、寿司屋にも卸しているので
確かに新鮮そうだし、種類も豊富だった。(もう2年くらい行ってないから今はわからない)
大型のスーパーマーケット、カルフールやハイパーワン、チェーン店のメトロスーパーや
アルファマーケットに行くと、小さいけど魚コーナーがあり、運が良ければ、新鮮な魚を
入手できるけど、生で・・・・はちょっと勇気が要りそう。
これらのスーパーでは、スズキやヒラメ、鯛、海老、時にはサーモンも見かける。
じゃ、生活圏にある、いわゆる市場は・・・・というと、場所により様子はだいぶ違う。
中級~高級住宅地だと、スーパーにあるような魚もあるけど、庶民的なエリアに行くと、
魚もぐっと庶民的になる。スズキやヒラメなんて、ない。
あるのは、ナイル川で採れる川魚の類と単価の安い魚ばっかりらしい。
Kさんは、普段は家の近くにある八百屋や、別の市場で野菜などの買い物をするけど
魚を売っていないので、魚が買いたい時は、この市場までバスに乗って出張するそう。
超庶民的エリアで、狭い道だし、相当な様相なので、きれいな格好禁止、足元は
汚れていい物、という指令を受けて、黒いスニーカーを履き、いざ出陣。
映画のセットみたいでしょ?
ピラミッド通りを、ちょっと曲がって100mくらいなのに、なんでしょ、この雰囲気は。
この市場内に限っていうと、女性の洋服率10パーセント以下。女性はほとんど
この写真の人たちのようないでたち。
手前のおばさんが売ってるのは、ナツメヤシの実。
入り口で圧倒されて、かなり引いてしまったのだけど、気を取り直して奥へと進むと
野菜売り場が続き、ちょっと安心。で、値段を見ると、 やっすーーーーーい。
トマトもきゅうりもナスも玉ねぎもニンジンも、スーパーで買う、約半額。
ピギーバックでも持ってくれば良かったか?
Kさんが足を止めたのは、さつまいもの屋台。
値段はなんと1キロで80ピアストル。ってのは1ポンド以下なので20円しないって事。
1キロ買ってみようとしたら、1キロじゃダメ、もっと買って~というので2キロ購入。
Kさん手だけ出演。Kさん知り合いの方は、かなりでっかくなったお腹にも注目。
肝心のサンマはというと・・・
なかった。
代わりに、○○水産と書いた箱に入っていた冷凍のサバと、新鮮そうな大きめのいわしを
購入。あとは、なすやトマト、レモンなどなど。
魚コーナーは、ちょっと写真を撮れなかった。
実は入り口で圧倒されて、というのはですね・・・・
まず、羊の頭や腸、足首?などがテーブルに無造作に置かれているのがお出迎え。
いや、こういうのは他の国でも見た事はある、けど、ここのはね、なんというか、ハエが
ぶんぶん飛んでいて・・・その隣に5軒、というか5屋台くらい並んでいるのが魚屋さん。
これまた、ハエがすっごいぶんぶん飛んでいて、でかいバケツには泥水が入れられ
その中を、でかいナマズが跳ねまくっていて・・・下はべちゃべちゃ、後ろでは地面に
座って川魚の内臓を切れなさそうな包丁でぎじぎじと取っていて、内臓は床にぽいっと。
あかーーん、無理
って、文章ではうまく伝わらないと思うけど、とにかくすごいハエの数で、もちろん
魚にも、とまってたりするわけで。しかし、秋刀魚があったら買うぞ!と鼻息荒かったけど
見つけられず、イワシもサバも箱から出したばっかりみたいで、ハエも近づいてなかったので
なんとか購入。あとで聞いたところによると、この市場周辺の地区はかなりの貧しい地区
らしい。いや、貧しい地区でもいいんだけど、衛生的に、ちょっと無理だったなあ(除:野菜)
このあと、Kさんちへお邪魔して一緒に夕飯準備。
以前からブログを見て頂いてる方は、私が魚が大好きなのに、さばけないという事を
ご存知だとは思うけど、いまだ出来ないので、Kさんにさばいて貰う。
イワシはね、確かに簡単なはずなのに、私がやると、どうも、身がぐちゃっとなってしまう。
サバは、うーん、一匹目を見学していたけど、内蔵のでかさに、ギブアップ。
結局、全部Kさんにやって貰った
そうそう、こんな新鮮野菜も発見。
手前の山は、ガルギール(ルッコラ)で、片手で握れるサイズの束で、なんと5円。
スーパーで買うと、この半分サイズで、6倍はする。って事で二束購入。
ゴマ油とお醤油、白ゴマをかけるKさんレシピのお浸し、美味しかった~。
これと、イワシのフライの夕飯。
ちなみに、昨日はKさんちも、うちも旦那様不在なので、夕飯のあと遅くまでしゃべり
まくってリフレッシュ(いつも・・・・という声も聞こえるけど)
帰りには、切り身にして貰ったサバを持たせてもらった。
それと、これ。
画像ではわかりにくいけど、日本のサツマイモとは色が全然違う。
こちらのは、薄いオレンジ色。
日本のよりも、水分が多くべちゃべちゃだと聞くけど、どうやって料理しようかな。
に、「エジプトではどうやって料理するの~?」と聞いたら「オーブンで焼く」だそうで・・
それだけ?
水分の多いサツマイモの簡単美味しいレシピをご存知の方、ご一報を。
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