どうも、桃海です。
スタンダードな操作法と斬新なシステム、パンチの効いたストーリーが魅力のこの1本。
メガドライブ用アクションRPG『新創世記ラグナセンティ』です。
こちら、セガの「MEGAロープレPROJECT」の第1弾として発表されたタイトル。
RPG色の薄いと言われていたメガドライブの補弱点補強のために生まれたこの企画ですが、
『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』『サージングオーラ』など、
たった7本を世に出して企画自体が終わってしまいました。
(その7本がどれも粒ぞろいの良作だった、というのが皮肉なものです)
そんな経緯で発売された本作ですが、
基本システムはいわゆるゼルダ型というタイプでして、
主人公を俯瞰視点で操り武器を振って進んでいくという、
本作が発売された時期には掃いて捨てるほどありふれた操作法のアクションRPGでした。
ただし、本作にはオリジナル要素として、
動物と一緒に戦う「トリニティシステム」があります。
ストーリー中で仲間になる動物たちの持つ特殊能力を操るこのシステムですが、
戦闘からダンジョンの謎解きまで幅広く活用しなければいけないため侮れません。
また、動物2匹の能力を組み合わせてさらに強力な効果も得られるため、
新たに仲間になった動物と一緒に謎解きの最適解を模索していく楽しみもあります。
本作の魅力はシステム周りだけではなく、
王道から一歩外れた重厚なストーリーは今プレイしても色あせることはありません。
ゲーム開始後すぐに主人公は動物以外と会話できなくなるのですが、
その動物の視点から見た人間の欲深さ、業、そしてモンスターとの関係性などが過剰でないほどの良いバランスで描かれており、単なる勧善懲悪ではないなかなか考えさせられる物語になっています。
また、サウンドも非常に秀逸です。とくに教会のBGM(物語後半に訪れるあるダンジョンでもかかりますが)は、好みの問題もあるかもしれませんが私はすごく気に入っています。
本作は移植やリメイク等されていないので今から手に入れるハードルは高いかもしれません。
ですが、歴史の一端を知るという意味でも、
もしプレイする環境があればぜひ手に入れていただきたい1本でもあります。
<作品名>新創世記ラグナセンティ
<プラットフォーム>メガドライブ
<発売元>SEGA
<発売年月日>1994年6月17日
<価格>8,000円
Writer:桃海
