最後に葬儀屋さんは戒名をつけるために後ほどお坊さんから電話がかかってきます。そこでご故人様の生前のお人柄や人生について訊かれますので、回答を考えて練習をしましょう。と言った。
え、知らなかった…
戒名って故人についての遺族の話を聴いてつけるんだ。
葬儀屋さんの前で3人で父の人柄や好きだったもの、趣味などを話した。
夕方、お坊さんから自宅に電話が来た。
お坊さんは優しそうな若い声だった。
父の出身地や人生の歩み、仕事のこと、人柄や好きだったものなどを丁寧に聴いてくださった。
3人で父を思い出しながら父のことをお坊さんに聞いて頂くと、父を失った哀しみが少し癒されていくのを感じた。戒名をつけていただくという行為は遺族の哀しみを癒す効果があるのではないかと感じた。
お坊さんは私たちの話を聴き終わると、
では聴いたお話しからご故人様に合った戒名を考えさせていただきますね。と、丁寧な優しい口調で言って下さった。
父にどんな漢字が授けられるのが楽しみになった。
