南山城の古寺巡礼 その② | 仏像(あなた)に逢いたくて

仏像(あなた)に逢いたくて

元々、大好きな仏像にお逢いしたくて巡ったお寺について書いていました。最近では主に群馬県内や近県のお寺や神社へお出かけしたときのことを書いています。あいかわらず仏像が大好きなので、タイトルはこのままです。

特別展「南山城の古寺巡礼」にてみほとけめぐり。
これまでお逢いしたことがある仏さまと久し振りに再会できたり、初めましての仏さまにお逢いできたり、何とも贅沢な空間でした。

波海住山寺  
十一面観音立像  平安時代

とても美しく、気品あふれる観音さま。海住山寺は最寄りのバス停からも急な登り坂を登るため、加茂駅からタクシーを利用した覚えがあります。現光寺の拝観は10名以上というような条件があるので無理だと思っていたのですが、その時、ちょうど一緒に行きたい方はどうぞ、と車を出してくださり、運よく同乗させていただくことができました。
そのときにお逢いできた方がこちらダウン

霧現光寺  十一面観音坐像  鎌倉時代

坐像の十一面観音さまで、少年のような初々しい表情が印象的な仏さまです。


クローバー浄瑠璃寺  
浄瑠璃寺は一番好きなお寺なので何度も訪れていますが、四天王のうち本堂に常時いらっしゃるのは二体。この方は、京都国立博物館に寄託されているので、初めてお目にかかりました。ダウン

多聞天立像  平安時代

普段、本堂内は薄暗いので、あまりはっきり見たことがなかったのですが、こちらは彩色や細部、足元までしっかり見えました。本堂にいらっしゃる二天より、大きく感じました。

浄瑠璃寺の記事はコチラ

あじさい岩船寺  
浄瑠璃寺に行けば寄りたい岩船寺。本堂には平等院の阿弥陀如来より古いという阿弥陀如来さまが座していらっしゃいます。そして、その後方のお厨子にいらっしゃるのがこちらダウン

普賢菩薩騎象像  平安時代

今回はお厨子から出てきていらっしゃいました。ほっそりとした穏やかな菩薩さまが、タレ目の愛嬌ある白い象の上に乗っていらっしゃいます。

岩船寺の記事はコチラ


今回、おいでになっておりませんが、観音寺の国宝・十一面観音さま、蟹満寺のこちらも国宝・釈迦如来さまなど、魅力ある仏さまがたくさんいらっしゃる南山城。
実際のお寺にも訪ねたくなる、見所満載の特別展でした。