南山城の古寺巡礼 その① | 仏像(あなた)に逢いたくて

仏像(あなた)に逢いたくて

元々、大好きな仏像にお逢いしたくて巡ったお寺について書いていました。最近では主に群馬県内や近県のお寺や神社へお出かけしたときのことを書いています。あいかわらず仏像が大好きなので、タイトルはこのままです。

大阪でのライブに行く前に途中下車新幹線
久し振りの京都です!
京都に来たぁ~と思えるのはやっぱり京都タワー。

振り返ると京都駅にも・・・


でも、今回の目的はお寺ではなく、楽しみにしていた特別展の一つを見に行きます。
市バスに乗って、一路、京博へバス
ここも久し振り~




『南山城の古寺巡礼
            祈りと癒やしの地』
        4/22~6/15  京都国立博物館



京都府の南に位置する南山城には魅力的な仏さまが多くいらっしゃいますが、お寺の場所がなかなか行きにくく、未だに行けていないお寺があります。それらの仏さまが集合されるなんて、絶対に外せない特別展でしょう。

笠置寺・海住山寺・浄瑠璃寺・岩船寺・現光寺・蟹満寺・神童寺・観音寺・寿宝寺・酬恩庵・禅定寺と、聞くだけでもワクワクしてきそうなお寺から、仏さま等々がお出ましです。

この日はGW前半の初日の土曜日で、お昼頃でしたが、思ったより空いており、お逢いしたかった仏さまとじっくり対面することができました。

一番圧巻だったのは、やはり寿宝寺の千手観音さまと禅定寺の十一面観音さまではないでしょうか。中央に位置するお部屋の両側に、このお二人が向かい合うように立っていらっしゃいました。



寿宝寺  千手観音立像  平安時代

一度お寺には行ったことがありますが、事前予約をしていなかったため断念。やっとお逢いすることができました。
もっと厳しいお顔をしているのかと思っていましたが、伏し目がちの表情はとても穏やかに思いました。このたくさんの脇手も見事で、横から見てもすごかったです。仏さま全身から包み込むような力が感じられました。そして白檀の香りが漂ってくるような素敵な仏さまでした。

一方、反対側にいらっしゃるのはこちら。
禅定寺  十一面観音立像  平安時代

リーフレットやチケットもこの方です。
これまで写真で見ていたイメージでは小さな仏さまだと思っていたので、3㍍近くの大きな姿にびっくり!見上げるほどの大きさです。このお像は、サクラとヒノキを使っているのだそうです。

空いていたので、このお二人の前を行ったり来たり・・・それからお部屋の真ん中に立って、あっち向いてこっち向いて・・・離れて見ても素晴らしい!とても贅沢な空間でした。

つづく。