こんにちは、
岡田です。
8月末、家族旅行中のアクシデント。
ニセコ神仙沼からの帰り道を歩行中、
滑って転倒し臀部を強打するというケガをしました。
沼というだけあって湿地帯なので、
行き帰りの道も現場もすべて、
板を敷き詰めたような道が続いています。
写真に写っている長男は北海道地震で被災、無事を確認済み。
とくに油断していたわけではないのですが、
下り坂でツルッと滑り、体が宙に浮いた次の瞬間、
ドスンと濡れ板にお尻を強打したのでした。
一瞬立ち上がれないぐらいの痛みを感じましたが、
周りに人がいたので取り繕って立ち上がりました。
その後は痛みから小股でしか歩けない状態となり、
帰阪後は回復に専念、
大分良くなったのでシェアさせていただきます。
この手のケガ時のセルフケアの
参考になれば幸いです。
●症状
左右仙腸関節付近と腰仙椎移行部の痛み、
両側の坐骨結節付近の痛みです。
●損傷部位
後仙腸靱帯や仙結節靱帯など仙腸関節付近の靱帯、
骨膜や筋膜、そして仙腸関節と股関節の潤滑不全など。
●対処法
氷水による熱取りと関節の潤滑整復術が必要です。
まずは、炎症を鎮めることが優先なので、
患部の安静と氷冷による冷却を実施しました。
※シップなどでは全く歯が立たないので氷冷が必要です。
それでは、時系列に振り返ってみましょう。
(しりもち外傷の経過と気づき)
・8/31(金)AM11時頃
沼からの帰り道、軽い下り坂で転倒負傷する。
負傷から30分以内にコンビニで、
冷凍した四角いアクエリアスを購入、
痛みが激しい仙骨部分に当てズボンで押さえる。
この凍ったアクエリアスで冷やす方法は、
氷が解けるまで3時間くらい冷却効果が持続、
炎症拡大を食い止めることに貢献する。
・PM7時頃、空路で新千歳空港から関空を経て、
10時頃に帰宅した後は氷嚢に切り替えPM12時頃まで氷令する。
〈受傷当日の氷冷は合計5時間程度〉
・9/1(土)AM7時起床後出勤まで約1時間氷嚢で冷却する。
・AM8時~19時の営業時間内はインナーウェアの中に氷嚢を入れ、
1回1時間×6、計6時間の氷嚢による直接冷却を実施、
営業終了後も約1時間の冷却を実施する。
加えて骨盤周りを特殊素材のハーフケットで軽く被覆する。
これを巻くと痛みの程度が3割ぐらい軽くなり動きやすくなる。
※各症例で検証済み
・PM9時頃に帰宅後は、12時入眠まで1時間の冷却を実施。
「2日目の氷冷は合計9時間程度」
・9/2(日)AM8時起床後、午前中は約3時間氷嚢で直接冷却する。
午後からは自宅で1時間、職場で1時間、
また自宅で4時間と外出時以外のほとんどの時間を冷却にあてる。
「3日目の氷冷は合計9時間程度」
・9/3(月)強度の炎症の場合は72時間の冷却が必要なので、
72時間が経過の3日の11時までは、
炎症を鎮めるためにひたすら氷冷を実施。
AM7時起床後、午前中は約3時間の氷嚢で直接冷却、
午後からも冷却が途切れると患部が痛むので冷却は継続。
この徹底した氷冷により、
当初のような激しい炎症症状は鎮まる。
PM2時、酸素カプセルにて1時間加圧する。
回復期の加圧は回復力を2倍にアップさせるが、
終了後は一段と身軽な感じがする。
「4日目の氷冷は合計6時間程度」
19時半から治療開始。
本人なのでしりもち外傷の治療はできないので、
妻に手順を説明して施術してもらうことにする。
友人の笠井氏が開発したハイドロバッグ(ジェル内蔵の器具)は、
ポイントさえわかれば素人でも施術可能な便利なアイテム。
これを利用して施術してもらう。
施術のポイントは、
左右にある仙腸関節と股関節。
この両関節が打撲の衝撃で潤滑不全を起こしているので、
これを潤滑させるだけでぐっと楽になる。
いつもは、施術する側なので実感は乏しいが、
受けてみて改めてその効果を実感する。
このタイミングで整体歩行を開始。
3km強の距離を30分ほど「ダイナミック速歩」で歩き、
帰ってきてからは念のため1時間の氷嚢冷却をする。
・9/4(火)仙骨周辺の炎症は鎮まり、
氷嚢による冷却も必要なくなる。
この日は、台風21号直撃によって、
午後からは停電、休業となったことも幸いする。
水曜日からは休んでいた筋トレも再開。
以上こんな感じです。
最短コースで回復できたように思います。
(しりもち外傷のケアのポイント)
・とにかく熱が取れきるまで氷水で冷やし続けること。
・熱があるうちは安静を心がけて動きすぎないこと。
・熱が引いたら直ちに現状に合った整体歩行を開始すること。
・関節の潤滑不全は残りやすく後々トラブルメーカーとなるので、
7~10日以内に適切な処置を受けること。
日常の臨床において、
炎症直後に入浴して悪化したり、
急性の熱取りには向かない冷却剤を使ったり、
安静が必要な時期に動いて失敗したり、
こんなことがよく見受けられるので、
打撲など急性外傷時の対処法として、
参考になればと思いまとめてみました。
自分の体験は臨場感があるので、
こういうときだからこそ、うまく伝えられそうです。
これも代償の法則でしょうか。(^.^)
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岡田です。
8月末、家族旅行中のアクシデント。
ニセコ神仙沼からの帰り道を歩行中、
滑って転倒し臀部を強打するというケガをしました。
沼というだけあって湿地帯なので、
行き帰りの道も現場もすべて、
板を敷き詰めたような道が続いています。
写真に写っている長男は北海道地震で被災、無事を確認済み。
とくに油断していたわけではないのですが、
下り坂でツルッと滑り、体が宙に浮いた次の瞬間、
ドスンと濡れ板にお尻を強打したのでした。
一瞬立ち上がれないぐらいの痛みを感じましたが、
周りに人がいたので取り繕って立ち上がりました。
その後は痛みから小股でしか歩けない状態となり、
帰阪後は回復に専念、
大分良くなったのでシェアさせていただきます。
この手のケガ時のセルフケアの
参考になれば幸いです。
●症状
左右仙腸関節付近と腰仙椎移行部の痛み、
両側の坐骨結節付近の痛みです。
●損傷部位
後仙腸靱帯や仙結節靱帯など仙腸関節付近の靱帯、
骨膜や筋膜、そして仙腸関節と股関節の潤滑不全など。
●対処法
氷水による熱取りと関節の潤滑整復術が必要です。
まずは、炎症を鎮めることが優先なので、
患部の安静と氷冷による冷却を実施しました。
※シップなどでは全く歯が立たないので氷冷が必要です。
それでは、時系列に振り返ってみましょう。
(しりもち外傷の経過と気づき)
・8/31(金)AM11時頃
沼からの帰り道、軽い下り坂で転倒負傷する。
負傷から30分以内にコンビニで、
冷凍した四角いアクエリアスを購入、
痛みが激しい仙骨部分に当てズボンで押さえる。
この凍ったアクエリアスで冷やす方法は、
氷が解けるまで3時間くらい冷却効果が持続、
炎症拡大を食い止めることに貢献する。
・PM7時頃、空路で新千歳空港から関空を経て、
10時頃に帰宅した後は氷嚢に切り替えPM12時頃まで氷令する。
〈受傷当日の氷冷は合計5時間程度〉
・9/1(土)AM7時起床後出勤まで約1時間氷嚢で冷却する。
・AM8時~19時の営業時間内はインナーウェアの中に氷嚢を入れ、
1回1時間×6、計6時間の氷嚢による直接冷却を実施、
営業終了後も約1時間の冷却を実施する。
加えて骨盤周りを特殊素材のハーフケットで軽く被覆する。
これを巻くと痛みの程度が3割ぐらい軽くなり動きやすくなる。
※各症例で検証済み
・PM9時頃に帰宅後は、12時入眠まで1時間の冷却を実施。
「2日目の氷冷は合計9時間程度」
・9/2(日)AM8時起床後、午前中は約3時間氷嚢で直接冷却する。
午後からは自宅で1時間、職場で1時間、
また自宅で4時間と外出時以外のほとんどの時間を冷却にあてる。
「3日目の氷冷は合計9時間程度」
・9/3(月)強度の炎症の場合は72時間の冷却が必要なので、
72時間が経過の3日の11時までは、
炎症を鎮めるためにひたすら氷冷を実施。
AM7時起床後、午前中は約3時間の氷嚢で直接冷却、
午後からも冷却が途切れると患部が痛むので冷却は継続。
この徹底した氷冷により、
当初のような激しい炎症症状は鎮まる。
PM2時、酸素カプセルにて1時間加圧する。
回復期の加圧は回復力を2倍にアップさせるが、
終了後は一段と身軽な感じがする。
「4日目の氷冷は合計6時間程度」
19時半から治療開始。
本人なのでしりもち外傷の治療はできないので、
妻に手順を説明して施術してもらうことにする。
友人の笠井氏が開発したハイドロバッグ(ジェル内蔵の器具)は、
ポイントさえわかれば素人でも施術可能な便利なアイテム。
これを利用して施術してもらう。
施術のポイントは、
左右にある仙腸関節と股関節。
この両関節が打撲の衝撃で潤滑不全を起こしているので、
これを潤滑させるだけでぐっと楽になる。
いつもは、施術する側なので実感は乏しいが、
受けてみて改めてその効果を実感する。
このタイミングで整体歩行を開始。
3km強の距離を30分ほど「ダイナミック速歩」で歩き、
帰ってきてからは念のため1時間の氷嚢冷却をする。
・9/4(火)仙骨周辺の炎症は鎮まり、
氷嚢による冷却も必要なくなる。
この日は、台風21号直撃によって、
午後からは停電、休業となったことも幸いする。
水曜日からは休んでいた筋トレも再開。
以上こんな感じです。
最短コースで回復できたように思います。
(しりもち外傷のケアのポイント)
・とにかく熱が取れきるまで氷水で冷やし続けること。
・熱があるうちは安静を心がけて動きすぎないこと。
・熱が引いたら直ちに現状に合った整体歩行を開始すること。
・関節の潤滑不全は残りやすく後々トラブルメーカーとなるので、
7~10日以内に適切な処置を受けること。
日常の臨床において、
炎症直後に入浴して悪化したり、
急性の熱取りには向かない冷却剤を使ったり、
安静が必要な時期に動いて失敗したり、
こんなことがよく見受けられるので、
打撲など急性外傷時の対処法として、
参考になればと思いまとめてみました。
自分の体験は臨場感があるので、
こういうときだからこそ、うまく伝えられそうです。
これも代償の法則でしょうか。(^.^)
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