こんにちは、
岡田です。


前回は原因や症状でしたが、
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12317022167.html
今回は、治療法や予防法について解説します。


胸郭の障害には、
胸郭出口症候群などがあります。


その原因は、不良姿勢や外傷により、
胸郭にある130以上の関節の一部が潤滑不全、
関節の繋がりが低下した状態になるからです。


この情報は、
下のような症状がある場合に役立つでしょう。

・片方の腕や手のしびれ
・片方に首が回らない、横に倒せない
・首から背中にかけて寝違えたように痛む
・胸から背中が詰まるような感じがする
・息苦しい
・背中の痛み
・胸骨付近の胸の痛み
・片方の握力低下
・頭痛や立ち眩みなどの酸欠症状


(治療法)


治療のポイントは、
胸郭エリアに発生している潤滑不全、
この関節を特定しそれを直していくことです。

その手順ですが、
1.骨盤のゆがみの有無を検査する。

2.ゆがみがあれば整復術にて迅速に整復する。

3.第1~12胸椎の背部から、
椎間関節や肋椎関節を整復術にて整復する。

4.第1~12肋骨を胸肋関節中心に整復術にて整復する。

5.骨盤のゆがみと胸郭のゆがみを再検査する。

6.異常が残存している部分は再度整復する。

7.再度検査して胸郭に潤滑不全が残れば、
専用テープでテーピングを施す。


簡単に書くと、こういう流れとなります。

・右胸郭に潤滑整復術を施しているところ



・胸郭のテーピングが終わったところ






こういった治療を、
症状がなくなり検査しても正常になるまで行います。

程度差はありますが、
通常は1~5回の施術で終了となります。


(予防法)


最後に予防法です。


予防にとって重要なことは、
下のような姿勢をできるだけ避けること。

・体幹を捻じった姿勢で長時間作業。
・肘から上を持ち上げた姿勢で長時間作業。
・左から右といった一方通行の過剰な繰り返し動作。
・どちらか片方専門の横寝の習慣。


外傷による胸郭障害は予防は不可能なので、
以下の手順を参考に行動してください。

1.整形外科など医療機関に受診し検査と治療を受ける。

2.異常なしと診断された場合や、
続けていても治りそうな気がしない場合は、
胸郭にくわしい医療系の専門家に相談すること。

外傷による胸郭障害は、
不定愁訴とも呼ばれる数多くの症状を伴うことがあります。

できるだけ迅速な行動が、
回復への近道だと考えています。

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少し横道にそれてしまいましたが、
根本的な予防法は、
健全な骨格、筋力の保持です。


歩行整体メソッドにあるように、

・潤滑整復術(第一の矢)
いざという時の対処策。

・柔軟体操と筋トレ(第二の矢)
弱い関節や筋力の補強策。

・整体歩行(第三の矢)
有酸素能力の強化と健康管理。

これらを使い、
現在のあなたの状況に最適な方法で、
身体を最適化していくことが最高の予防策です。


自己分析や今後のプラン作りの参考に、
拙著がお役に立てれば幸いです。

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