こんにちは。
岡田です。


むち打ちや外傷性の首痛については、
過去ログを読んでいただくとして、
今回は特に原因が分からない首痛について。


これは3種類に分かれます。

1.頚・胸椎の関節の潤滑に問題がある場合
2.頚部の筋肉の潤滑に問題がある場合
3.頚部の皮膚の潤滑に問題がある場合

簡単にいうと、関節、筋肉、皮膚が硬い場合。


なぜ、首痛が出るのかというと、
首の筋肉や筋膜など、
伸び縮みする場所が緊張しているからです。

この中で痛みを感じる主役は、
筋肉が圧倒的ということになるでしょう。


なので、筋肉中心に話を進めます。


では、なぜ首の筋肉が緊張するのでしょうか。
ここが問題ですね。


痛めた場合は理解できやすいのですが、
原因不明の場合は分かりにくいですね。


主な原因は2つです。

では、順番に説明していきましょう。


1.筋肉を使いすぎたことによる緊張


これは繰り返し筋肉を使い、
能力以上をこなしたことによる疲労です。

筋肉はブドウ糖と酸素を使って伸縮を繰り返しますが、
酸素や栄養の供給が追い付かなくなると、
乳酸などの疲労物質がたまり痛みを発します。

これは、いわゆる筋肉痛ですから、
数日間、疲労物質が排出されるまで続きます。

その後は痛めていない限り、
時間とともに正常に戻ります。


2.筋肉を動かさなかったことによる緊張。


これが筋肉の慢性の痛みとなります。

たとえば、
悪い姿勢などで動かないと筋肉は緊張します。

動かないでいると筋肉のポンプは働かずに、
いつまでも血流が滞ります。

これにより、
疲労物質が筋肉内に滞り、
循環障害が慢性化するわけです。


その状態が続くと筋肉内で変性が起こり、
酸欠、乳酸の蓄積などで硬い筋肉となります。


この悪循環が長期間になると、
カチカチの筋肉ができあがり、

伸縮力の乏しい筋肉となるのです。


この状態になってしまうと、
自動的には回復できない状態となります。


●回復させるにはどうしたらいいの?

1.の場合は、ほっておいても回復します。

また、上手なマッサージは回復を早めますし、
高気圧カプセルやストレッチも有効でしょう。


2.の場合はちょっと難しくなります。

ピンポイントであれば鍼や灸も有効ですし、
アロママッサージも良いのですが、

注目すべきは、

この変性した筋肉を軟らかくする方法が、
21世紀になってから発明されたこと。

これは、筋肉の収縮を利用して、
筋肉内の疲労物質を排泄できる方法なので、
変性した筋肉でも復元することが可能です。


岡田も筋肉の整復術として使っています。

これを得とくしてからは、
硬い筋肉を軟らかくするのは
簡単にできるようになりました。





●本丸は不良姿勢

しかし、この本当の原因は、
習慣となった不良姿勢にあります。


この不良姿勢を特定し、
良い姿勢に入れ替えることが一番重要なこと。

そして、適度な筋肉の運動をいれて、
筋肉のポンプをうまく使い、
筋肉内に疲労物質を滞らさないことが大切です。


まとめると、
使いすぎて起こる筋肉の痛みは
休養すれば回復しますが、

悪い姿勢で動かずに慢性的に硬くなった筋肉は、
根治療法である筋肉の整復術が必要になります。


そのうえで、定期的にストレッチや伸びをして、
適度に筋肉を使ってやることが必要。

そして、筋肉を硬くする姿勢を矯正し、
筋肉への負担を軽減することが大切です。


これは、首に限らず、
全身にいえることですが。

首痛でお困りのあなたはご相談ください。

--------------------------------------
☆メニュー・料金表
☆お問い合わせ・地図
--------------------------------------