こんにちは。
岡田です。


今回は、いわゆる背骨の痛み、
椎間関節痛の治し方についてお伝えします。


結論からいうと、
治し方は潤滑が悪い部分を整復すること。

その結果、関節は潤滑を取り戻し、
まもなく回復します。

さらに、
その状態で安定させることが大切です。


(他力で治す方法)

整復術について簡単に説明します。

骨盤や股関節の潤滑が悪い場合は、
そこから整復するのがセオリーです。

ここが残っていると、
一度よくなったように見えても、
すぐに逆戻りするからです。

ここは、無事パスしたものとして、
話を進めていきましょう。


1.腰椎の場合

座った姿勢で後ろから関節の整復術を行います。

専用の金属製の矯正器を使用しますが、
背中をなめすような感じで整復していきます。
これだけで7割がたは治ります。




これで効果が不十分な場合は、
筋肉自体が硬化しているか、
筋肉の炎症があるかのどちらかです。

炎症がある場合はテーピングし、
炎症がひいてからの整復術となりますが、

硬化している場合は筋肉の整復術を行います。


これで治らないものも1割程度あります。

これに対しては、
皮膚の癒着箇所を探し皮膚の整復術を行います。


この3段階の施術で、
たいていの背骨周りの痛みは消失します。


2.胸椎の場合


背中の上部は、
うつぶせで関節の整復術を行い、
それ以外は座った姿勢で整復します。

その他は、
腰椎の場合と同じですが、

胸椎特有の症状がある場合は話が変わります。


胸郭が固まっている場合がそれですが、

この場合は、
胸と背中からソフトパッドで圧を加えます。

これにより、
肋骨と胸椎をつなぐ関節が潤滑を取り戻し、
背骨周りも軟らかくなります。


2.頚椎の場合


頚椎の椎間関節の場合は、
座った姿勢で後ろ側から、
ソフトパッドで整復術を行います。
 
上位頸椎はとても繊細なところなので、
仰向けに寝た姿勢で整復術を行いますが、
原理は同じで繋がりを良くするために行います。
 

 
1.2.3ともに治療が終わったら、
その状態で安定させることが重要。

家に帰って、玄関でクツを脱いだ瞬間に
「痛っ!」では話になりませんから。


ひとつは、治療直後の良い状態でのテーピング。

もうひとつの方法は運動療法です。

たとえば、
立位でスクワットの様な動作を数回してもらうなど、

関節の繋がりの不安定を解消し、
がちっとかみ合った歯車のような、
潤滑の良い状態に仕上げます。


最後に、
家に帰ってからの注意点を指導。

からだを屈みながら捻ったり、
背中を丸める姿勢、捻った姿勢など、

椎間関節が不安定になりやすい不良姿勢を説明し、

それを避けていただくようにアドバイスし、
これで終了となります。

  
こんな感じで、
椎間関節周りの痛みや不調は治ります。

けっこう、長期間症状をもっている、
こんな場合は、岡田にご相談ください。
 
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