こんにちは。
岡田です。

今回は女性の頭痛とこころの関係。

これは、こころの話ではありませんが
女性の頭痛の原因の何割かは
ハイヒールにあるようです。

そのメカニズムはというと

ハイヒールをはくと
体重がつまさきや指の付け根にかかり
バランスが悪いので足首にも負担をかけます。

また、長期間の使用で
足は無理な姿勢を強制され
足や指のかたちを変形させてしまいます。

縮みっぱなしのアキレス腱は硬くなり
足首の動きが悪くなると
ふくらはぎの筋肉ポンプは不十分となり
血液とリンパの流れも悪くなり下肢がむくみます。

重心がつま先に載ることで
ヒップアップし一見姿勢は良く見えますが
からだには負担がきつく
常に腰や背中にストレスがかかり続けます。

このストレスは背骨を通じて
首から頭の関節にまで影響を与え
頭痛になっているケースは多々あります。

問題は仕事で必要な場合をはじめ
「わかっちゃいるけどやめられない」こと。

ほとんどの人は
ハイヒールが体に悪いことは知っていても
ファッション性との闘いでやめられないようです。

からだに優しいというキーワードと
ファッション性が合致する方法はないのか。
からだに優しくオシャレな靴の発明が待ち遠しい。
 
また、ハイヒールをはく心理には
より美しくありたいという
優美さを求める女性の根元的な欲求があります。
 
別の視点から見ると
仕事も装いも、より完璧でありたいという
自尊心の現れかも知れません。
 
現代の男性的な競争社会の中では
伸びやかに母性を発揮することは難しいもの。

くつろぎを必要とする女性の体と
男性的な効率重視の仕事時間。

感性の豊かさと合理的思考など
相反する特性を両立させるために

強いストレスを受けて
からだの不調に現れることが多い。

その象徴的なものが
頭痛だといえるのではないでしょうか。

「こうしなければ」と頭で判断ばかりせず
内面からの声に耳を傾けてあげる
余裕が必要なのかもしれません。

もう少し女性に優しい社会になればいいですね。
   
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