昨日は母と弟の祥月命日でもあり、お彼岸のお墓参りに、母の形見の水色の亀甲柄の紋意匠色無地を着て行きました。
帯は黒地に大きなグレーの羽根の模様の袋帯帯をお太鼓にして。
新しい仏さんではないので、年を経る毎に徐々に色を淡く、柔らかく、明るくしていきました。
黒の喪帯でも紗綾型柄がありますが、着物も紋意匠の亀甲柄でもよいようです。
家紋は一つ紋、帯は昨年までは色共帯を締めていましたが、今回は黒地の袋帯で金糸の部分を中に折り込んで、グレーの羽根を出して締めています。
帯揚げ、帯締めもダークグレーにして、水色の紋意匠の色無地を落ち着いた色合いにまとめました。
水色の紋意匠の色無地は母の着物で、仕付け糸が付いたままの未使用のものでした。私には身幅が少し広かったのですが、とても着やすい着物でした。
一日中着ていて写真は夜に撮ったので、だいぶ着崩れていますが、着心地よく過ごせました。
近年は喪帯は二重太鼓にしないといわれていますが、昔は正式な帯として喪帯も二重太鼓にしたそうです。今回は二重太鼓にして締めています。それで羽根の色の位置を調整出来ました。
せっかくのお彼岸のお墓参りですので、母方の家紋の紋意匠の色無地を着て向かいました。
普段は下駄ばかりで滅多に草履は履かない私ですが、今回は母がご贔屓にしていた呉服屋さんで買った草履を履いて行きました。喜んでくれていると思います。