見せてもらうと未使用品で超美品の、真っ白な道行きコートほどの丈の和装コートです。
もしかしたら、廃業した呉服屋さんの在庫なのかもしれません。タグが付いたままです。
試着してみたら、裄も長くお袖が出ないので、そのまま着られます。
身幅はもう少し欲しいところでしたが、狭くはありません。十分着られます。お値段、お得価格で買ってきました。写真の価格は当時の価格です。
タグに、尺とかあるので、何十年も前のお品かと。
子供の頃、お祖母ちゃんに付いて行った呉服屋さんのくらいの頃かなぁ。折鶴コートですって。昔にタイムスリップしたような懐かしい名前。
適度な厚さもあって、色も真っ白なので、春先にちょうど良いかと。
白の和装コート、気に入った物をさがしていましたが、何十年も前のレトロで可愛らしいものが、シミ汚れ一つなくあったなんて、奇跡的かと。
100年は経っていないので付喪神はついていないでしょうが、不思議な縁を感じました。
実は、出掛けるのは半々でした。たまたまバスが来たので乗って。そのままフラリと立ち寄った。そんなタイミング。
普段着だった着物、おめかしの着物、そしてコート。
何十年も前の昔のものでも、今もちゃんと着られるんですよね。
日本の着物って凄いな、と改めて思いました。
色々な帯や着物とコーディネートしながら、大切に一緒に、楽しんで行こうと思います。