そうしていますと、姪と同じくらいの年頃の中学生の女の子二人に出会いました。何と七夕に向かう前から、すでに浴衣が着くずれて、裾(すそ)を踏んづけている状態です。あまりのことに見かねた姐さんは、お節介かと存じましたが、二人を近くのイベント会場はっちのトイレで直すことにしました。
先ずは、おはしょりが帯の中に入ってしまっています。これではドンドン着くずれて来るはずですね。
伊達締めもしていないので、細いウエストが補正されていなくて、帯板もしていないので、作り帯がカフカフで締まっていません。
教えながら着付けました。おはしょりを綺麗に整えること、胸もとを合わせたら後ろに手を回して真ん中を引くと、衣紋が抜けるからうなじがスッキリすること。若いお嬢さんなので、ゲンコツ1個分くらいにして開けすぎないこと。
衣紋を抜かないと胸もとがガフガフして、はだけて見えてしまうこと。若いお嬢さんなので、帯は高い位置に締める。
一人の女の子はもっと痩せているので、浴衣が大きすぎ。お腹回りにタオルを前後二枚は巻きましょう。伊達締めベルトだけでは、更にウエストが細くなってしまいます。その子の場合は、腰ひもがユルユルで一本だけ。あとは伊達締めベルトだけでした。こちらも幾らも経たずに着くずれてしまいます。足りないなら、シッカリ結びましょう。おはしょりが綺麗に返されていれば、少しの着くずれで済むので、浴衣崩壊にはなりません。
何とか直して二人のお嬢さんを送り出しました。後姿が可愛かったです。
お節介オバチャンでしたが、綺麗な浴衣姿で祭りを楽しんで欲しいと思います(*^_^*)