キンランとギンラン | bae's basket

キンランとギンラン

職場で現在盛りのキンランとギンラン、前回紹介した時の写真が記事にした時に見ると花にピントが合ってなくてとても見苦しい、、、

(言い訳ですが、老眼がひどくなり、メガネ(近視用)をかけているとスマホ画面がよく見えてないらしく写真を撮る時に撮った直後にある程度拡大して見直さないとピントが思ったところではなく撮っていたりします。特に小さい花を引き気味で撮る時にその傾向あり)

と、色々書きましたが要は自分で納得行かないので(笑)、どのくらいの数あるのかも知りたかったので仕事の合間に仕事場をくまなく歩き回って写真も数ヶ所で撮りました。

なんか花の輪郭がやけにシャープで合成写真みたいな感じでもないですが、、、


大株


群生してるとこ。3株見えてます。


最大で11本群生している場所。実は事務所から徒歩1分の10番ホールグリーン裏。


場内には100株程度はありました。やっぱり適度に手入れされた赤松混じりの広葉樹が生える環境としては良いようです。


ギンランもそこそこあります。


去年たくさん(30株程度)見た辺りは昨年夏からこの春にかけて大幅に樹を伐採して環境が激変したために数株のみになってました。いずれ消えると思われます。


ギンランの方がキンランよりも個体数は少なく、場内で30株程度ありました。

この2種類のランは蘭菌と共生していて、生えてる場所の土ごと採らないと育てることが出来ないということで、そんな過激なことは出来ない(笑)ので家では育ててません。また蘭の仲間の種子?は非常に小さいのとやはり蘭菌と共生関係を築けた芽生えだけが生育するとのことで実生も難しいそうなので諦めてます。

実はセッコクで実生をやろうとした事があって、ダンボールを(土代わりに)使って蘭菌と共生させるという方法(蘭の実生では有名な方法)を試みましたが、2シーズン失敗したので辞めました!


家の玄関を出た壁に付いていたカゲロウ2種。

春が進み、虫がやたらと出て来ましたね。


虫の出現と共にアマガエルも冬眠から醒めて庭で時折鳴いてます。


ギョウジャニンニクの花も咲き始めました。


花開いたにはごく一部。

縁に水滴が付いているのはミツバの葉っぱ。


チャビルの花も咲き始めました。このライラック色の花が好きで育ててます?というか初めは1本どこからか種子が飛んで来て花を付けて、名前も知らず育ててここまで増えました!実はこのプラ鉢にはネジバナが入っていたりします。5株ネジバナを買って育てていたら庭のあちこちのポットや鉢からネジバナがいつの間にやら出ています。現在30株位はあるはず、、、


雑然とした野菜プランター。

初めはアスパラガスの苗を貰ったから植え付けておいたんですが、放置してたら、ビオラが入り、オニユリが入り、青じそが出て来ます。ちなみにアスパラガスは食べられるサイズの太さの物が出て来ますが、食べたことなく、あの涼しげな葉っぱ?が好きなのと他の植物の日除に多少はなるかと思って育つがままに放置します。プランターが劣化して割れたので本日植え替え予定。


日本サクラソウの実生個体。おそらく八ヶ岳産と田島ヶ原(両方野生種)が自然交配(と言っても虫が受粉を手助けしたはず)した子孫。種子を蒔いたわけではなくこれまた庭のあちこちから出て来てます。おもしろいのが左と右の個体で花びらの形が違うところ(左個体のはいかにもサクラソウという形ですが右個体のはハナビラが詰まった感じ)。

右の個体の鉢はマイズルソウの実生をしている鉢で最近更にオダマキ(多分ミヤマオダマキ)の芽生えが大量に出て来ています。マイズルソウを救出するためにも近々植え替えして、その時に日本サクラソウの株もポット上げしようと思います。


最後は衝撃的な写真!

無惨に葉っぱや芽を食べられたツリガネニンジン。おそらく犯人はナメクジかカタツムリ。

家の庭の山野草には基本的に殺虫や殺菌のために薬剤を使わないようにしています。野生のバラ(タカネバラ、オオタカネバラ、サンショウバラ)のうどんこ病予防とアブラムシ予防にのみベニカスプレー(殺虫剤と殺菌剤数種が混合されている住友化学園芸の商品)を使っています。そのため庭には虫類が結構います。ナメクジやカタツムリもいっぱいいて、山野草の葉っぱや芽は結構やられます。特にこれから雨が多くなる時期にこれらの軟体動物系は成長期に入るので、この時期から出る芽はよくやられます。セッコクの芽は要注意で、一夜にしてナメクジに結構齧られて、1年に1回の“矢”の元となる芽がなくなり悲しいことになるのです。水やり時に見つけたら枯葉に乗せて家の脇に流れているドブ(というほど汚くない)にドナドナします。


こちらが齧られも少なく旺盛に成長しているツリガネニンジン。実は苗床で大量に実生したら大量に芽(多分数百)が出て、30株位はポットに移植して、残りは放置状態の成れの果てです。実生6年。

なぜこんなことをしたかというと、ツリガネニンジンの若芽はトトキという山菜として有名で、野外でトトキを大量に採って来るのはそれなりに大変だから、畑で野菜の如く作れば楽に採れるんじゃないか?という単純な考えです。実際ウドはそうやって作ってるし、ツリガネニンジンは栽培はそんな大変じゃないからと実際実生したらスゴいことになり、実家の山の畑に植え付けまでしようとしたところで単身赴任が終了したのでその計画は頓挫(笑)。今の場所で薪作りと山野草栽培に必要な時間が何となくつかめたら、畑と梅林をやりたいと思っているので、それまではとりあえず現状維持です。


おわり