暫くは、長いお話になります。

「なぜ、僕はゴルフに行き着いたのか?」

その答えを、少しずつお話しさせてください。

そして、ひとつ質問です。

もし人生の最後が訪れる時、あなたは、好きになった人のことを思い出しますか?

それとも、自分を好きになってくれた人のことを思い出しますか?

どれだけ沢山の人と出会い、色々な思いをして生きてきても、最後に思い出すのは、きっとたった一人の人なのではないでしょうか。

僕は……きっと、彼女のことを思い出すと思います。


音楽に夢中になって、好きな人ができた。

そして、その人と一緒に生きていきたいと思った。

でも、その頃の僕には、何もありませんでした。

朝、買う缶コーヒーの小銭と、タバコを買うお金くらい。

「将来、何になるんだ?」

毎週のように通うライブハウス。

音楽をやっていても、お金にはならない。

仲間は増えていくけれど、生活はその日暮らし。

音楽を続けながら、時給の良い引っ越しのバイトをしたり、借金の取立てのバイトをしたり……。

時にはライブハウスで働いたこともありました。

その頃のライブハウスには、なかなかヤバい客もいました。笑

バンド名も「暴威」というパンクバンドだったりして。

後に「ああ、あの人か」となるような人たちもいました。

「もう少し、まともなバイトをしないとな……」

そう思った僕は、ふと考えました。

ギターの次に好きなもの。

それは、でした。笑


ある日、父親に頼みました。

「父さん、車が欲しいんだけど。ローンの保証人になってくれない? お金は自分で払うから」

答えは、NO。

当然です。

深夜、親が寝静まってから、合鍵を作って、家のおんぼろサニーを借りていました。

彼女を乗せて、朝までドライブ。

親も、きっと分かっていたんでしょう。

いつもガソリンはエンプティーでした。笑

車にはギターと毛布を積んでいました。

マップルを広げて、

「今日はどこ行く?」

なんて言いながら、下道を走って鎌倉の海まで。

彼女が深夜のバイトを終える頃、迎えに行く。

明日のことなんて、ほとんど考えていませんでした。

ただ、彼女と一緒にいることが幸せだった。

将来のことも、

「いつか海の近くに住んで、二人で暮らしたいね」

なんて、笑いながら話していました。


いつの間にか、僕は車の次に好きなことで、バイトをするようになっていました。

深夜のガソリンスタンドです。

自分の車で、彼女を迎えに行きたかった。

ローンが無理なら、現金を稼ぐしかない。

それに、デートのガソリン代は……ツケがきく。笑

そんな理由もありました。

あの頃の僕は、将来のことなんて何も分かっていなかった。

ただ、好きな人と一緒にいたかった。

それだけでした。

今日は、ここまで。

ここまで長い話にお付き合いいただき、ありがとうございます。

「それで、どうしてゴルフになるの?」

そう思いますよね。笑

僕自身も、今振り返ると不思議です。

でも、まだまだ長い物語です。

全ての偶然は、必然の出来事。

なぜ僕は、ゴルフに行き着いたのか。

少しずつ、お話しさせてください。

もしよかったら、コメントをいただけると嬉しいです。

それでは、また次回。

スキマゴルフ豊四季店