子供の頃から、好きなものはたくさんあった。
でも、大人になるにつれて、少しずつ「好きなもの」が減っていったような気がする。
子供の頃、大事にしていた塩化ビニール製のウルトラマンや仮面ライダー。
マッチボックスのアメリカ車。
プラレール。
いつの間にか、みんな処分されていた。
絵を描くのも好きだった。
でも、人の顔が上手く描けない。
「才能がないんじゃない?」
親にそう言われた。
プラモデルを作っても、手先が器用じゃない。
そんなことまで言われる始末。笑
でも、鉄道より車が好きだった。
いつかスーパーカーに乗りたい。
いつか外車に乗りたい。
我が家は、HONDA N360と日産サニーしか所有したことのない、普通のサラリーマン家庭。
「無理、無理。」
子供心に、そう思った。
夢なんて持っていても、無駄なんだ。
ミニカーを眺めながら、いつか自分がその車に乗っている姿を想像する。
そんな少年だった。
10代になると、今度はサッカーに夢中になった。
まだJリーグなんて存在しない時代。
芝生のグラウンドなんて、夢のまた夢。
ところが、試合中に2度も骨折。
ドクターストップ。
「サッカーじゃ飯は食えない」
そんなことを言われた時代でもあった。
仕方がない。
学校をサボって、街のレコード屋へ行った。
市民会館では、まだ売れていないバンドがライブをやっていた。
レコード屋には、売れ残ったチケットが並んでいる。
名前も知らないアーティストばかり。
暇つぶしに、よく観に行った。
ガラガラの市民会館。
そこで、いろんなアーティストを見た。
浜田省吾。
谷村新司。
長渕剛。
当時は、友達に話しても誰も知らないような人たちだった。
そして、いつしか自分の「好き」は、ギターになった。🎸
毎日、ギター。
夢中だった。
有名になって、大きな家に住んで、外車に乗って、綺麗な奥さんをもらって……。
野心だけは、人一倍大きな少年だった。笑
それが、なぜゴルフになったのか。
その話は、また次回。
「好きこそ物の上手なれ」
本当にそうなのだろうか?
振り返ってみると、
好きなものを見つけては、夢中になって、
また何かにぶつかって、
そして次の「好き」を探してきた人生だったのかもしれない。
そんな人生かな?
きっと、そうなんだろう。笑
