The First Time | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥

   
   
   
     The First Time 
   
   
透き通るような気持ちで好きだと云えるかい? 
 俺の噺の半分は聆かなかったことにしといた方がいいぜ
  でないと怪我をするかもよ
   誰にとっても過酷な試練が待ち受けてる
    でもこれがはじまりなのか? 
     ここからすべてがはじまり出すのか
      これで明日が変えられるのかもな 
       もしかするといい方向に ----------------
       「わからない」という言葉通りに
         解らないことばかりだから
          それでいいのかもな
           愛と哀しみと歿の裏側を行ったり来たりしなくても… 
 

おまえにはもう哀しんでほしくないけど
 俺だけの力じゃ 今はどうにもならない 
  俺を心から大切にできる女なんていやしないと
   つい疑ってしまうんだ
    でもこれがスタートなのか? 
     ここから失いかけてたものが取り戻せるのか
      これで明日も幸福な気持ちのままで生きて行けるのか  この俺も…
 

隙がある生き方で好きになることを懼れてる人々 
 俺もその仲間入りを果たしちまったのか? 
  結局 決めたことが何もかも無駄になるように ---------------- 
   おまえの心がどこにあるのか 
    受け入れようにも独りでいる方が多い
     でもこれがはじまりなのか? 
      ここからすべてが初まるのか
       これで疲れ果てた夜におさらばできればいいよな …ホントに   
   
   
   
   
   

              taken from “BAD LIFE
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   http://ameblo.jp/badlife/entry-10007028715.html  December 12, 2005 より…
   
   

高校三年のとき、「もう、どうにもできない」という心境で
メシも喉を通らないほど、恋愛に悩んだ時期があった。
世の中、女より男の方が未練がましく生きてしまう生き物なので、
実際は22歳くらいまで ずっと引き摺ってた存在なんだけど。
mieko”という名前で、誕生日が7月14日だった。
当時、華道クラブにも所属していた俺は、
その日、紅いバラを一輪あげただけなんだけど、
それから十五夜も過ぎて、
高崎の街を ただブラブラと二人で歩いただけの二回目のデートの翌日の夜、
「一緒に死んでもいいよ」
という、途切れ途切れの会話の中に、
夜空に浮かぶオレンジ色の満月がスゴイでかくて・・・
その日から俺は「いつか自殺する」という道へ逸れて行った。
その思いは彼女にしか判らない・かも知れない。
思春期の男女が簡単に肉体関係を結ぶような世の中で、
すれ違う心と心の間柄でも、「約束は必ず守る」という二人の関係。
情けなくも涙する俺の気持ちが判っていた彼女。
無理矢理 キスしたら
「・・・バカ。」
とか云われた。
可愛かった。
   
ビートルズの歌みてぇだな。”Hello GoodBye ”とか、”the long and winding rord ”とか・・・。
そういうノリで、井上陽水さんの ”メリー・クリスマス ”って歌もあった。2番の歌詞。沁みる。
まぁ、ああゆう心境だったわけ。少なくとも 5年間は。
で、その途中、miekoちゃんの次に付き合った彼女の名前が、”maki ”ちゃん だった。
根津甚八さんと おない誕生日だった。
誕生日に、ブルース・スプリングスティーンのダブルLP、『The
River 』をプレゼントした。
彼女も ツイストの世良さん、そして、ソロの世良さんが大好きだった。
「ビートルズもいいけど、ストーンズもいいよ!」
って、俺に教えてくれた。
代々木オリンピックプールへ、B・スプリングスティーンを一緒に観に行くわけだったんだけど、
またもや kiss だけに終ったすれ違い。
父親が寿司屋の板前だった。

・・・彼女にも 俺をどうすることもできなかった。(当時は。)
 
  
前の、miekoちゃんには父親がいなかった。
小学生2年の時に交通事故で失くして以来、母親とお婆ちゃんと3人暮らし。
女系家族だな。
今は結婚して子供もいて、きっと幸せに暮らしてると思う。
彼女が結婚する前に一度だけ、俺が22の時、
夜の街をドライブした。
色々と想い出話とかもしたけど、何を話したか もう覚えてない。
家まで送って、それっきり。
何もなかった。(あたりまえだけど)
灯りのついた彼女の部屋のカーテンが、きれいな緑色だったことしか覚えてない。
   
俺は、17歳の あの満月の夜が残酷に思えた、あれから、
ずっと彼女を探し続けて生きていたかも知れない。
ルビーの指輪”みてぇなもんだな。 
   
   
   

                          一応、いい話で 終わりにしといて つづく 。 
                          
http://ameblo.jp/badlife/entry-10007034687.html