今の戦闘機はミサイルキャリアーのようなもので何キロもの距離から目標に向けて自機のミサイルをリリースすれば用済みなのだが。特殊ステルス?光学迷彩?どんな方法なのかわからないが奴はこちらに何の気配も感じさせずに、オレにいっぱい喰わせたやがった。しかもこのご時世に昔ながらのドッグファイトを仕掛けるつもりらしい。ベトナムじゃあるまいし。何考えてやがる。ロックオン?!マズい!ループに入る。奴にケツをとられてはならない。こちらだってまだ足は生きてる。オレだってまだやりたい事がある。まだ何も手にしてない。こんなところで死ねない。ミシュスまた会いたい。お前と一緒の時間だけがオレの生きている実感と感じられる瞬間なんだ。振り切った!今度はこちらの番だ!
スティックを倒して上昇を試みながら視線をまわし敵を探す。とにかく機体を安定させたい。いいぞ。なんとか墜落だけは免れそうだ。舵もきく。機体の損傷もたいした事も無いようだが‥アラーム!3時の方向!奴か?攻撃を仕掛けてきたのは。遠い。機体の損傷具合からみても奴のAAMではなさそうだが…燃料が漏れている。ガンによる砲撃だったか。このままでは帰り道の分、ガス欠になっちまう。いや‥今は帰りの心配より目の前の脅威を排除する事が先決だ。ブレイク!ブレイク!!コントロール応答せよ。オレはやはり独りでは飛べない。
霧だ。一寸先も見えないとはこの事だ。レーダーには何も映っていない。出来ればこのままエンゲージなしでオートパイロットに任せて飛んでいたいものだ。軽いGを感じながら少しだけ首をまわし視線を横に向ける。特に何も見えない。カナードからは時折ヴェイパーが見える。アーマメントはセイフティのロックを示している。ナビはいない。音の無い世界で独りぼっちだ。にしても‥やはり霧が深い。高度計がなければ自分が真っ直ぐ飛んでいるのか怪しく思えるくらいだ。サイドスティックに置いた手も意味の無い事のように感じる。燃料計のメーターが減っていくデジタルの数字だけが時間というモノを時折感じさせてくれる。他の計器に目を配るが異常を示すものは何もない。…?!衝撃!機体が激しくブレる!敵機?!だがレーダーには何の反応もなかったハズだ。被弾箇所は?高度が落ちてる。警報ががなりたてる。「You have control」オレはサイドスティックを握りしめ機体を加速させた。
誰だって「今の状態がいい」なんて思ってないし、後悔したくないから「今」の「現実」に向き合うんだろうけど。でも時には「これでもか×2」と次々と降りかかってくる事に押しつぶされてしまいそうななる事だってあるよ。一人なら尚更だよ。それでも「這いつくばって」「生きていく」しか無いんだ。恐れてはいけない事って若い時には「それ事態」が本当にわかってなかったんじゃないかな。でも「それ」が出来るのも若さの特権なんだが。長い年月をかけて一生懸命ザイルを打ち込んで息もたえだえ登っていた山が足下から崩れました。もう手足もボロボロです。日も暮れてきました。あなたならどうしますか?
信じる気持ち。忘れた訳じゃない。本当は求めてる。ほんとは自分自身への憤りなんだ。いつか‥いつか。頬を伝った涙は嘘をつけない。
最近の自分は随分汚い命だったと思う。心を…志を定めなければならない。定まれば「力」も出る。口汚く罵らせてもらった人たちへ。僕はアナタたちみたいにはなりたくないから。
普段「わからない」の一点張りのくせに時々ずる賢いよね。指摘すると怒るけど、狙いじゃなく天然なら尚更タチ悪いね。呆れる事多々あるよこっちは。後でオレがどんだけ笑われたか知ってんの?
「コレアリ」見てて思った。相手の家が特殊なのってキッツいな(笑)要確認な!
そうです。ブランキー・ジェット・シティの曲名です。
自分でてめぇの尻も拭けねー。そんな人達に散々振り回されて。憤りがあんたにわかんのかよ?なんも知んねぇ奴が軽々しく「人の性にすんじゃねぇ」とかほざく。
あっ。
そうそう。
昔あんだけエラそうに色々言ってくれたアナタ。今はもう何にもかける言葉が無いみたいだね?さすがお利口さんだね。
そうだね。
口汚く罵っても何にもなんねーよね!誰が悪かろうが、もうしょうがないよな。まだ前向いて生きたいから納得出来ないんだけどね。理解してくれる人誰もいねーし。そんな目でオレを見るな。
もう本当にメンドくさい。なんも出来ねー人たちの性で事後処理もぜーんぶやらなきゃなんねーし。そもそもン十年ぶんの無責任な人のおかげで、こんなに苦労させられて、あげくすべて無くし、これからの先行きさえ見えないようになっちまって。