知りませんでした。
タイル外壁の防音性能が最弱だったとは。
旧宅は幹線道路に近く、共有廊下に出ると騒音が結構ありました。
またRC構造のマンションとはいえ、隣人が入れ替わり「歌う人」が入居してから、まあ、いろいろありましたね。
そんな経緯もあって、新居には「防音防音防音防音防音防音」と夫婦そろってお経のように唱えて、もはや宗教と化しておりました。
防音防音防音防音防音ボーボボ・オン教です。
幸い引越し先の私の実家の敷地は、とても静かな環境でしたので、防音と言っても高速道路の側や線路の側に建つ家ほどガチにしなくても大丈夫であろう、
いや、それでも万全の策は講じておこう、という事で外壁は厚く、素材は重い物を、とタイル外壁に行きついたのですが。
今更調べてみて驚きですわ。
タイル外壁ってサイディングより防音性能が低いってほんとー!?
確かにタイルは重いけど、そんなに厚みは無いですよね。
サイディングの半分くらい?
防音性能が優れている外壁はALCタイルらしく、それって通称ヘーベル板と呼ばれているヘーベルハウスの外壁材ですね。
気泡を含むタイルなので、音を吸収して室内に通さない性質があるのだそう。
私達はメンテナンス費用を抑える為に塗装不要のタイル外壁を選んでしまいましたが、防音性能については、どこのハウスメーカーも何も言ってくれなかった!
まあ言わないよね!!
すっかすかのグラスウール16Kの断熱材は、断熱効果はありますが、遮音効果は期待できず、そこに薄いタイルを貼った所で、防音・遮音性能は築40年のお宅と大差なし。
そんな現実を今更知って、ぼーぜんとしております。
だから気密のとれた内窓を入れたら、窓じゃなくて壁から音が入ってくるわけです。
タイル外壁のメリットは、メンテナンス費用を抑えられる事ですが、それ以外に何かあるのだろうか。
デミリットはぱっと思いつくだけでも
・費用が高い
・素材が重い為、施工できるハウスメーカーが限られる
・タイルは丈夫だが、目地のシリコンは劣化する
・夏場、タイル自体が高温になる(遠赤外線効果まである)
・防音性能が低い⇐NEW!
タイルは素材自体に重さがあるので、低音に対する防御力はあるはず。
たぶん(自信が無くなってきたよ!)
高音に対しては無力らしいと知って、つくづく事前に良く調べる事が大事であると、知識がないのは自分に跳ね返ってくると、
学んだ事だけが自分を守ってくれるのだという事を実感しております。
皆様はこんな道を歩みませんよう。
しかし知らなかったです。
タイルは室外機や給湯器、パワーコンディショナーの振動に共鳴して、不快な周波数を発生させ、室内に響きかせる性質があるようです。
ありますね。
我が家がそれですから。