記事が途中になってましたので、一応完結させておきます。

記録なので。

ご興味ない方はすっ飛ばしてくださいな。

 

前回は花火大会に船達が集まってきた所まで書きました。

にっぽん丸は、花火は船尾側スポーツデッキで見るのがセオリーなので、ぐるっとUターンです。

 

 

 

港じゃなくて沖なので、タグボート無しで自力でぐるっと。

 

 

暗くなってきたので灯りがつきました。

 

 

ダイヤモンドプリンセスもぐるっとするはずなんですが、なんか変な角度で泊ってます。アレで見えるのか?と思っていたら、乗船していた方によると、花火の途中で向きを変えたようです。

 

 

 

こちらも灯りが灯ると、海が明るくなります。

ダイヤモンドプリンセスは花火に対する配慮がなく(昔からそう)、他の船はデッキの明かりを消して花火を見せてくれるのに、エレクトリカルパレード並みに華やかな灯りでミツイオーシャンフジに乗っていた方が「光りの暴力」と言ってました。

あと、船体が大きいので花火の衝撃音が反射してフジを直撃していたようです。

 

お前さん、もうちょっと停泊の場所と角度を考えた方がいいね。

 

熊野花火は有名なので、花火大会については割愛します。

 

 

直径600mを超える海上自爆はぜひ画像を検索されてください。

陸上自衛隊の演習を見るような物凄い爆発音を体感できます。

 

熊野花火のもう一つの名物が、

花火大会が終わった後、海岸で鑑賞していた方々が花火師さんに感謝を込めて、携帯の明かりを海に向かって振るのです。

およそ1分程度の出来事なのですが、これがね、船からしか見る事の出来ない貴重な眺めなのです。

 

初めて見た時、

真っ黒な海と山の間に一瞬光の帯が出来て、

まるで「彼方(あの世)」と「此方(この世)」の景色のような

ああ、彼岸の景色とはこういう事なのか、となんとも言えない感動を味わいました。

 

元々熊野の花火はお盆の鎮魂の花火で、その年が初盆のお宅は花火を上げる風習があります。だから余計にそう感じたのかも。

船から見たキラキラです。

画像だとイマイチ伝わらないのですが、実際目にすると「わあ」となります。

 

 

昔はガラケーでしたので、もっとささやかな光で遠くの街の夜景のような趣もあったのですが、スマホの普及に伴い高速道路のハイビーム祭りのような明るさになりました。

遠くに見える光が三途の川感を盛り上げていたのですが、今は向こうの方が生きている人の営みのようで、海にいる私達の方が成仏してクレメンス側のような。

実際、乗客に天国に近い人は多いです(平均年齢がね・・・)

 

 

 

花火大会の後はリドで夜食を食べたり、星空観賞会があったり、カジノに行ったり。

カジノでは側を通ると顔馴染みのディーラーに「おかえりなさいませ!」と声をかけられます。

どこのメイドカフェだよ。

「おかえりなさいませ」と言われたら寄るしかないので、利用料を払ってテーブルについちゃいます。

まんまとハメれれております。

 

翌朝は鳥羽・伊勢神宮観光です。

船でお伊勢参りと風流を気取るも、暑くてなんかそれどころじゃないです。

 

 

鳥羽駅は哺乳類が歓迎してくれます。

 

 

 

鳥羽港に飛鳥Ⅱは入れませんからテンダーボートで通船いたします。

奥に白い飛鳥Ⅱ、よく解らん観光船、テンダーボート(これは6番艇ですね)

 

 

この小さな船は乗り降りの時、めっちゃ揺れます。

グラグラ揺れるのでムッキムキのお兄さん達が手を取ってエスコートしてくれます。

完全にお姫様扱いです。

今どき手を取ってエスコートしてくれるなんて、

テンダーボートに乗り込む時か、デイサービスの送迎くらいですよ?

 

伊勢神宮は観光地ですから、お土産で存分に搾り取られ、

暑さで判断力が無くなった所で、夫をミキモト真珠島へ連れ込もうと思っていたら、たまたま乗ったタクシーの運転手さんに「奥さん、真珠ならいい所ありまっせ」と誘導される。

おおう、地場産業はこうして繋がっているのね!

 

毎回鳥羽に行く度に地元の人が言うのは、

「ミキモトは東京でも買えるで」

「Mが付いてるだけで同じもんが倍の価格になってるで」

「ええトコあるからそっち行き」

です。

ミキモトの扱いがw

 

 

今回もまったくと言っていい程揺れないクルーズでした。

用意した酔い止めの出番なし。

今年は8月に台風の接近も少なかったし、やはり黒潮の蛇行が収まった影響でしょうか。

 

 

私はいつもトラベルミンRです。

アネロンは体質的にイマイチ合わないようです。

 

出航時はフェリーに乗った鳥羽市の観光課のサイトウさん(だっけ?)に見送られて出航です。

同乗のトランぺッターの方がなぜか「瀬戸の花嫁」を吹きます。

ここは鳥羽港なのに、なぜ?

そしてトランペットに合わせてデッキで始まる乗客マダム達のママさんコーラス。

歌うんかい!

世代を打ち抜く選曲のようです。

お若い方々はぽかん、です。

 

サイトウさんは最後まで「また来てねーーーーー!」と繰り返します。

私達は重要な観光資源にされているようです。

 

 

 

 

 

海はいつ見ても綺麗ね。

 

年内のクルーズはこれで終了です。

 

来年は内窓設置に予算をもっていかれたので、乗れるかな~?