完全に現場猫の顔になってしまった私達。

 

「現場で説明します」と設計士イーロンに言われて、

建築現場に惨状を見に参上です。

 

内容は、

夫の部屋から小屋根裏部屋へ階段で登る仕様です。

階段下には手洗いスペースが設置されます。

手洗いスペースの隣が納戸です。

納戸の扉は引き戸です。

 

しかし、階段がある為、天井の高さが足りず、納戸に引き戸が設置できない。

 

通常サイズの開き戸も難しいので、トイレに使う小さい開き戸を設置する事になるが、扉の向きが限定される為、確認の上、変更させて欲しい。

 

いや、変更とかありえないから。

 

 

見づらいですが、赤い丸の引き戸です。

ここにいた蓄電池が一階の階段下収納、猫のトイレ置き場に移されました。

この部屋だけ、なぜか廊下側に引き戸が設置になっているんですよね。

むしろ、夫の部屋の引き戸を廊下側にしたかったのですが。

そうすれば、室内の壁に本棚を設置できたのに、なぜか出来ないと言われました。

意味わからん。

 

そして開き戸に変更した場合、廊下側に開く場合は、洗面所側が開く仕様に。

 

それは・・・使い辛いすぎでは?

そもそもそれで部屋に入れるのか?

けれど、室内に開くようにしたら、納戸の収納力を台無しになる。

 

そんな設計を「私がやりました」と言えるのだろうか。

自分の仕事を誇れるのだろうか。

イーロン、Xのブロック設定の仕様変更、あれでいいのか?

 

えー。無いわー。

まだ少し冷静にごねようとした私より先に夫が切れました。

「どうして今になって設計ミスが出てくるんですか?」

 

珍しく夫がこう言い放ちました。

余程腹に据えかねていたようです。

私だってそうですが。

 

これに対し設計士イーロンは、

「私の不徳の致すところです」

 

「でしたら、そちらでなんとかしてください。

  開き戸は却下です。変更は認めません」

 

そーだ!そーだ!

 

スペース無いから引き戸なんだよ。

なんで開き戸にしなきゃならんのだ。

 

最初、営業さんが描いた図面では、引き戸は室内側になっていた。

なので、洗面所の照明は向かって右側の壁に付く事になっていた。

それが最終図面で、

「ルーターボックスが入るから、引き戸は廊下側に変更になります」

そう言ったのは設計士イーロンだ!!

 

本当にもうなんだお前。

お前さんのテスラ、ハッキングすっぞ!

一生ドアが開かないようにしてやる!

 

と、ここまでお互いの譲れない主張をした後は、

打開策を探さねばなりません。

 

このルーターボックスは、ここじゃないとダメなんですか?

 

設計士イーロン「いえ、これは任意の場所で問題ないです。一階におろしますか?」

 

いや、それは良くない。

そもそもそんな場所はない。

だいたい一階のどこに設置する場所があるというのだ?

 

任意の場所が可能なら、これを15cm中央に動かして、引き戸を室内に設置する事はできない?

大工さん的にはめちゃめちゃ面倒ですけど、そうすれば、洗面所の照明の初期設置のままでいけるのでは?

 

唐突に工事部課長

「あ、それならいけますね」

 

設計士イーロン

「いけますか。じゃあ、それでいきましょう」

いきましょう、じゃないのだ。

そういう代替案を持ってくるのが設計士なのでは?

なんで私が提案してるの?

 

設計士イーロン

「そうなりますと太陽光パネルのリモコンが納戸側に設置できなくなるので、

 洗面所の壁付けになりますが」

 

洗面所になけなしのオシャレ感を出そうとしていた私に喧嘩を売るスタイルですね!

納戸に壁はまだあるのに、なんでだ・・・。

 

しかし。

インテリアとドアの設置を比較したら、インテリアを諦めるしかないです。

ここにリモコンが付くのかあ・・・しょんぼりしました。

まあ、センスの無い家ですし、誰も来ないし、私だけ残念な気持ちになるだけだから、ここは妥協するしかなかったです。

 

こんな事ばっかり。

このハウスメーカー、性能がどうの間取りがどうに言う前に、

こういう細かい所がまったくダメです。

これ、注文住宅なんですが?

 

設計士イーロンを詰めたい案件はまだ出てきました。