浮かれたクルーズから帰ってきた翌日、

最高気温35度を超える中、地鎮祭となりました。

地縄が引かれると、ここがリビング、ダイニング、トイレと想像が膨らみます。

 

出席者は、

土地所有者 父

施主 夫

地元の顔役(90才近いのだけどお元気)

神主さん(ハウスメーカー手配)

営業さん

設計士イーロン(え、なんでお前くるの?)

現場監督(遅刻でした)

 

 

まったく同じ場所を5年前に父が家を建て替える際に清めているのですが。

これがその時の画像です。

ハウスメーカーによって祭壇が違いますね。

 

エイっエイっをやった後、ご近所にご挨拶です。

ちなみに神主さんへのお礼は4万円でした。

コロナのせいで、ご挨拶に出向いても居留守を使われがち、と営業さんは言ってましたが、元々この土地の人間ですので、父がインターホンを押せば100%出てきてくれます。

そしてみなさん「あらぁヨリコちゃん、大きくなって~」

50代のおばさんに「大きくなって~」も無いと思いますが、

ご近所の人から見れば学生時代が直近の記憶なのでしょう。

「家建てるの?お父さんも安心ね。組合に若い人が入ってくれると助かるわー」
とみなさんおっしゃる。
実家のあたりは「町内会」ではなく「組合」
恐ろしい程、付き合いが密です。
これでも東京都なんですけどね・・・。
私は娘だから我慢できた。
嫁だったら我慢できなかった。

 

 

 

熱中症になりかけながら、無事挨拶まわりも終わり。

翌日には敷地にフェンスが建てられ、簡易トイレも設置。

いよいよです。

 

 

そこへ営業さんから連絡が入りました。

基礎工事の開始および上棟式が遅れる、との事。

理由は「暑さの為、職人さん達の安全対策を取った結果、前の現場が押している」

それはもう仕方ないです。

この暑さです。

こちらは待てますので、現場の安全を最優先にして頂きたいです。

 

フェンスを建てたまま、しばし放置となりました。

上棟式の延期に伴い休みの申請も変更しないと。
別に施主がいる必要はないのですが、お茶出しぐらいしたいじゃないですか。
接待不要となってますが、敷地内に実家があるのに無視はできないですよ。

建設予定地の前の道を通行止めにするので、近隣の方々に上棟式変更のお知らせが必要です。そこはハウスメーカーにお任せしました。

 

 

そして、9月の土曜日の朝、実家の父から電話が入りました。

「なんか車が敷地内に入っているが様子がおかしい。

 工事は今日からか? 何の挨拶も無いが大丈夫なのか?

 上空通過の許可をお父さんは出した覚えはないのだが」

 

 

え、何の話?上空通過の許可?

 

私「今日から基礎工事なのかな?何も言われてないけど」

 

父「とりあえず見に来てくれ、お父さん、これから病院だから」

 

わかったと返事をして、とりあえず実家へ行きました。

 

 

 

 

え・・・なにこれ。

いや、なんだこれ。

どうしてタイヤの後が地縄の上について、え、人の土地で何をして、

え、鍵かかってるのに、どうやって入って、は?

お前らは私有地で一体何を??

 

これは、不法侵入・・?

 

©荒木飛呂彦 集英社

 

フェンスに鍵は掛かって無かったの??

いいえ、今は鍵かかってる。フェンスの入口は開かない。

そもそも敷地に入っていた業者は何??

病院から帰宅した父と一部始終を見ていた母の話を聞いても意味が解らなかったのですが、とりあえず営業さんにメールを打ちました。

 

 

我が家に関係の無い業者が、

事前連絡もなければ確認も無く、

建設予定地のフェンスの鍵を開けて中に入り、

ミキサー車で作業を始め、作ったコンクリートを

隣のお宅の施工中の駐車場に、

フェンスの上から流し込んでたんですけど!!