「おすき」で変換したら一発目が「押す気」だった。
なんだこれ。
照明計画はインテリアの範囲に入りますが、
我が家担当のインテリアコーディネーター「いいともさん」は、
「ダウンライトでよろしいでしょうか~」でした。
夫は「いいとも~!」でした。
ちょいちょいちょいちょい待て~い。
廊下とか、脱衣室とか、キッチンとは良いけれど、
インテリア性を考えたら、もうちょっと悩もうよ?
そもそもわしらで交換できないものは、
あんまり沢山付けない方がいいのではないかなー。
と思いつつ図面を見ると、提案は全部、全部!ダウンライトで書いてある。
いいともさん、インテリアコーディネーターにしては力技がすぎる。
一般的な認識でお洒落の「お」の字も無いハウスメーカーですが、
本当に「お」の字も無かった。
洒落の「し」の字はあるかもしれない。
その照明全部ダウンライトって、シャレですかー?
いやちょっとコレは・・・と言いかけた私に夫の一言。
「ヨリコさんは、このマンションに引っ越してきてからおよそ21年、
自分の部屋の照明はずっと裸電球だったじゃないか」
そう、私は21年裸電球だった女。
照明、何か付けないとなーとりあえず手持ちの電球をそのまま差し込んでおくか。
で、21年過ごしてしまった女。
4畳ほどの狭い部屋だったので、丸い電球1個と最初からついていたダウンライト風裸電球で夜間は何とかなっていた部屋。
途中、電球が切れたのでLEDに変えましたけど、それでも裸電球だった部屋。
単純に明るければ何でも良かった。
昭和のオッサンでももう少し気を使うだろ、と職場のお姉さんに言われた事は、
ここだけの秘密です。
まあでも、
裸電球の女がダウンライトに物申すとは、どの口がおっしゃるので?
と言われても
その通りなんですけど。
新築の戸建て、注文住宅ですぞ?
インスタやブログに現れる華麗な照明を見ていたら、
真似したくなるじゃないですか。
しかし、いいともさんは強敵でした。
照明計画でこんなに手こずるとは。
「こ、ここはシーリングライトで」と私が言うと
「え、シーリングライトですか?」と返ってきます。
「ここは蛍光色で」と言うと
「え、蛍光色ですか?」と返ってきます。
木霊でしょうか。
いいえ、インテリアコーディネーターです。
ダイニングの照明ですが、ここも大変。
私
「テーブルのサイズは130~140cmと決めているので、
ここにシーリングライトが付くと、テーブルの真上に来ません。
こちら側に30cmでいいので動かしたいのですが」
いいともさん
「そうなると部屋の四隅が暗くなるので」
私
「すでに4つダウンライトも付けますし、大丈夫だと思います。
そもそも我々は夜間、あまり電気を点けないので」
いいともさん「点けない?」
私「点けない」
いいともさん「点けない?」
私「点けない」
エンドレスかよ、という位繰り返しましたが、いいともさんは頑として
シーリングライトの取り付け位置を変更してくれませんでした。
Web内覧会で披露いたしますが、
「いや、普通ここじゃないだろ」な所に照明がついております。
夫の頭がぶつかるので、夫はこの周辺を歩きません。
施主が歩けない場所がある家。
それが我が家です。
照明はホントにあんまり点けなくて、
夜間に母屋の親から「留守かと思った」と言われるくらい暗い家です。
あ、でも玄関とトイレは人感センサーにしました。
マンションがそうだったので、なんとなくそうしてしまいましたが、
ダウンライトが1個3600円だったのに対して、
人感センサーが1万7000円くらいして、人感センサー高っ!となりました。
でも、トイレの消し忘れが無いのは、とても良いです。
高いけど。
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