イマジナリードッグが実はイマジナリーキャットだったという事実は

くだらなくも、猫を飼っていた私達にとってはちょっぴり涙が出たりします。

 

で。

夫「解ったよ。確かに寝室の天井裏に換気扇が入るのは良くない。

  屋根裏部屋を潰そう。

  パトラッシュには僕から謝っておくから」

 

 

いや?

なんか間違ってないか?

 

 

パトラッシュに謝るのは私達でなくいきなり仕様変更をした

設計士イーロンなのでは?

 

夫は、契約前から希望していた屋根裏部屋を諦めてはいけないのでは?

 

私が「こうしたい」と注文住宅に希望があるように、

夫にも「こうしたい。こういう部屋がいい」と希望があるのです。

そうですとも。

二人で作る家ですもの。

夫の希望を潰す換気扇は消し炭してもいいが、夫の希望を潰すのは、

やはり間違っていると思う。

 

 

諦めてはダメだろうここは圧倒的パワーと筋力でねじ伏せていくしか無いのでは?

 

 

第一種換気になるから、換気扇だの熱交換器だのの設置が必要になる。

やめてしまえ!第一種換気!

いらない!

なにもかも捨ててしまおう!

 

ウルトラソウッ!!と叫んだ所で、夫氏

「いや、第一種換気は必要だろ」

 

 

なんでだよ、なんでそこに落ちるよ?梯子外さないでよ。

 

床材ですらダウングレードできたんですから、そこもダウングレードだ!

いいじゃなの、第三種換気。

 

しかし営業さんも

「気密が取れておりますし、第三種換気にすると、

 C値が当社の基準を下回ってしまうので・・・」

 

知らんがな!!(リピート🔁)

 

 

営業さん

「弊社木造では居室の上に換気扇が付く事になりますが、

 今まで音に関するクレームは受けた事はなく、

 また、そんなに音がうるさい物は設計部の方ではじくはずですので」

 

いやいやいや。

それは嘘だな、と私の野生の勘が告げている。

 

営業さん

「あんまり気になるようでしたら、夜間はスイッチを切るなどして頂ければ」

 

待って。

第一種換気システムは全部で150万円。

そんな金額の設備を「使うな」とはコレ如何に?

 

 

夫とパトラッシュは小屋根裏部屋を諦めたくない、また諦めてもいけない。

小屋根裏が設置できる場所が限定される為、間取りに散々悩んでこの形になりました。

ここでまたひっくり返した所で、小屋根裏が存在する以上、寝室の天井裏に換気扇を設置するしか方法は無くなりました。

 

あとはもう引き渡し後に音を確認して、私が独自に防音工事をするしかない。

 

奥歯をギリギリ歯ぎしりさせながら了承しました。

ギリギリし過ぎて、ヒビが入りそう!

 

これ、注文住宅なんですけど?

 

 

そして夫が守ることができた小屋根裏部屋ですが、

仕事部屋との境の壁にスリットを入れたいという希望がありましてね。

営業さんも設計士イーロンも「できます」と言いました。

 

スリットと言えば、縦に細長いものを想像しますよね?

ところが。

実際に設置できるスリットは正方形。

 

それが2つ。

 

筋違いが入る関係ですが、まるで松本城天守の鉄砲狭間、火縄銃の射撃口みたいな

正方形の窓が開けられる事になりました。

夫は首を捻って「思ってたんと違う」と何度も言いました。

 

その射撃口をチラ見せ。

 

 

そうだね。

でもほら。

その四角い窓からパトラッシュが顔を出して仕事中の君を見るよ。

 

パトラッシュが見てる。

 

君の後頭部を。