まさかこんな伏兵が潜んでいたとは。

 

床材は当初から「標準で良し」と思っていました。

これいいね!と思える床材があったからです。

 

ところが。

私達は1階リビングに床暖房を入れる事を当初から希望していました。

しかし、契約後の打ち合わせで営業さんは言いました。

「床暖房は昔はあったのですが、もう何年も取り扱いはしてないんですよ」

 

取り扱いが無い。

 

面白い事、言うね。

 

「弊社の木造は暖かいですから、床暖房は必要ないんですよね」

 

まあ!面白い事をおっしゃる。

いくら気密が取れて、断熱材がばっちり入っていても熱源は必要。

その熱源をエアコンではなく床暖房にしたいという私達の希望は、

契約前からの条件でしてよ?

 

「弊社の標準の床材は床暖房に対応していないので、取り寄せになります」

 

それは仕方ないので、御社の床材のコレに似た色で見積をお願いします、

と依頼しました。

そもそもガスを引くのも床暖房の為なのです。

床暖房は譲れない。猫は床暖房が大好きなのです。

 

その後、床暖房の見積が来ました。

ガス床暖房機+120万円ー既存分が差し替えになるための減額が38万円

床暖房対応フローリング 概算30万円(1階全て変更)

82万円+30万円=112万円

 

そして床材はコレでした。

 

 

朝日ウッドテックです。

あら、綺麗な印刷。でも希望の色は無い。

近しい物としてソウアッシュ柄と2階の床材に合わせたウォルナット柄のサンプルを

取り寄せてもらいました。

しかし、どちらも「思ってたのと違う」

小さいサンプルだからそう思うのかもしれません。

またも歯を食いしばりながら新宿のショールームに行くしかないのか、と思いましたが、こちらの商品の展示はありませんでした。

そもそも一番安い床材です。

中古マンションのリフォームや賃貸アパートに使われる床材です(らしいよ?)

うちはこれでも新築なのだが・・・。

 

営業さんは追い打ちもかけてきます。

「これはとても脆く傷が付きやすいのですが、いいですか?」

 

良いわけなかろう。

多少金額が上がってもいいので、

丈夫な床暖房対応の床材を持ってきてくださいよ。

色が希望の物ではないので、他には無いですか?としつこくメールをしたのですが、返事がない。既読スル~か!

 

 

この世に存在しない床材を要求しているわけではないです。

パナソニックに希望の商品があります。なのに引けないのです。

くうう、大人の事情!!

 

 

強引にお邪魔した建売住宅の営業の方が言ってました。

「家を建てるなら、床にお金をかけなさい。

 壁紙なんて安いのでいい。でも床は家の雰囲気を大きく左右する。

 とにかく床だけは良いのを入れなさい。

 余力があったら、窓と外壁にも課金すればいい」

 

家の中で大きな面積を占める壁と床。

その床を選べませんでした。

希望の色にする事ができませんでした。

インテリア計画総崩れです。色味崩壊です。

 

 

しかし、不本意ながらもこれで床材が決まりました。

もう一度ショールームに行って、キッチンを見てこなければ。

 

作 戦、再び。

今度は、私一人で動きます。

 

 

希望の床が使えないって、それでも注文住宅かしら。