いつまでも「間取り決まらなーい」とか言ってられる場合ではありません。
可愛く言ってみた所で、おばさんではセクハラ扱いされます。
なので、おばさんはオッサンぽく言ってみました。
「設計士さんと話しをさせてくれ」
アイデアが!プロのアイデアが欲しいのだ!
このままでは垢抜けないモッサリとした間取りの家になってしまうのだ。
しかもどことなく昭和の香りがするのだ。
いっそ明治大正時代の雰囲気なら、それはアリなのだ。
ちょっと素敵じゃないですか?
和風ステンドグラスや少し暗い室内。畳の上に置かれたソファ。
洋風と和風のミックスに憧れます。
センス無いので手を出さない方が無難なのですが。
設計士さんと会わせろ(意訳)と申した所で、
「弊社では間取りに打ち合わせに設計士は同席しません」と回答されるのです。
では誰が間取りを描いているのか。
答:営業さん
うん、知ってる。
どうしてこんなに間取りが決まらないのか。
それは工法の制限により、小屋根裏部屋の場所が指定されており、そこが動かせない事から部屋割りが偏ってしまうのです。
有り体に言えば、私と夫で部屋の場所の取り合いです。
どちらも日当たりの良い南向きに自分の部屋が欲しい。
各々がその場所を取る権利について主張いたします。
私vs夫、デュエルスタンバイ!!
子供かよ50代の夫婦がやる事じゃないよいい加減にせい、と営業さんを含め誰もがそう思ったことでしょう。
だが、負けられない戦いがここにある。
もういっそ寝室を別々にしよう。そうすれば新しい間取りが拓けてくる、
あなたのイビキは最近ヤバいくらい煩くて私の安眠を妨害している、
と提案しましたが、
「それだと夜中に突然様子がおかしくなっても気づいてもらえないし、
パトラッシュがヨリコさんのベッドばかりで寝たら僕は寂しい」
だから!パトラッシュは居ないよ!!!!
そいつはイマジナリードッグだ!
しかし、猫と再び暮らし始めて、逆に夫のベッドばかりに行かれたら、
それは寂しい。気持ちは解る。仕方ない。寝室は今まで通り1つにしますか。
しかし夫のイビキは煩い。
結果、2階はこういった提案がなされました。
仲良く南側を分割しました。
もうこれ以外にどうにもなりませんでした。
トイレのスペースが無駄に広いのが気になり、トイレをもう少し前に出して、
後ろのスペースに蓄電池を設置できないだろうか。
そうすれば大分すっきりする気がしたのですが、それは出来なかったです。
配管の問題でした。
ベランダは、昨今は作らない家の方が圧倒的に多いそうですが、
寝室の窓を掃き出し窓にしたかった為、作る事になりました。
布団や毛布は部屋の中で干すので、開口間口が大きい窓の方が一度に陽が当たる面積が広くて合理的なのです。
そんなに干す?と思われますが、猫は毛玉を吐くのですよ。
しかし奥行狭すぎ。
神間取りのハウスメーカーCでは、奥行き120cmありました。
このメーカーは、ベランダサイズが2種類しかなく、広い方は建ぺい率の関係で設置が出来ず、このサイズだと設置する意味はあるのか?レベルですが、もう致し方ありません。
デザインもアクリルパネルタイプは無く(鉄骨造にはある)外壁と同じタイル貼り。
しかもスリットが入れられない。
スリットが入らなかったら、風が通らないから、いつまでたってもベランダの床が乾かないじゃないですか!
なんですか、その仕様は?!
ベランダすら希望のサイズ、仕様にできないなんて、聞いてない。
契約前に間取りを決めてベランダまで話を詰めていたら・・・そう思わずにはいられませんでしたが、全て私達が悪いのです。
ベランダには憤然とした気持ちしかなかったです。
使いづらいしダサ・・・いえ垢抜けないのですが、愛猫の為です(まだ居ませんが)
モヤモヤしたものは残りましたが、部屋の配置はこれで決まりました。
ただ、これで決定とはなりませんでした。
全ての打ち合わせが終わった後に介入してくる設計士によって、
「えええええええ~!!!」な修正がされるのでした。
ほんとに「うええええ?」でした。