家を建てるにあたり、希望の住宅性能が決まりました。
対応可能なハウスメーカーにアクセスです。
資料請求をしますが、私が知りたいのは断熱材の種類や耐震等級、工法、基礎について等でしたが、なぜか間取り事例が送られてくる。
パンフレットに載っているお宅は豪邸ばかりで、延床面積30坪程度しか建てれない私達にとってはまったく参考になりません。
ハイブランドのルックブックを見ても「へーほー」ですが、
ユニクロの身長別着画はめっちゃ参考になるじゃないですか。
ああいうものを求めているのですが、世の中は目くらましの術がかけられているのです。
領域展開でもされているのでしょうか。
思った以上に外壁を全面タイルに出来るメーカーが少なく、かつ塗り直しなしのタイルを扱っている所となると片手の指で足りるほどしかありません。
初手からハウスメーカーが絞られた状況でしたが、
ここで私は痛恨のミスをおかしました。
欲しい性能は大事ですが、そこにこだわりすぎた。
今だから解ります。
性能は目に見えないけれど(肌では感じるけどね)間取りや住設は目に見えるから、幸せ度にダイレクトに反映する。
住設、
ドア、窓、床、壁、建具、これらもメーカー毎に制約があります。
出来ると思った事が出来ない、設置できると思った窓が設置できない。付けたいデザインのドアが付けれない。
これはストレスです。
一つ一つ擦り合わせて潰していくのは、想像以上に時間と労力を使います。
このせいで、私達はいくつも間違いをおかしました。
私達は性能が欲しいと思った。
しかし、私達は「家の性能」を正しく理解していなかった。
性能の高い家を得意とするハウスメーカーと契約したのに、納得の家が作れなかったのは、自分達の知識不足のせいです。
初めから「できる」「できない」でメーカーを絞ってしまった為、「知る」機会を失いました。
もっと他のハウスメーカーの話も聞けば良かったと思います。
外壁総タイルは無理だけど、こんな事ができるよ。
太陽光パネルは得意分野じゃないけど、間取りの提案力は自信あるよ。
金額は高いけど、こんな事まで出来ますよ。
そんなハウスメーカーの話も聞いていたら、優先順位は変わっていたかもしれないし、やっぱりこの希望は譲れないと突き進めば、後悔の質も変わったかもしれない。
【本日の教訓】
・これから作る「家」に求める優先順位を決める。
譲れない物は1点か2点くらいの方が幸せになれる率が高い。
・ハウスメーカーには出来る事と出来ない事を説明してもらう。
(住設なら選べるメーカー、窓設置のルール、使用する換気システム等)
・情報を集める。
人によっては不満点でも、自分達にとっては求めていたものかもしれない。
話を聞くだけならタダです。
ただ話を聞いたハウスメーカーを断るのは、心苦しいですよね。
時間と労力を頂いてますし、申し訳ない気持ちで一杯になります。
でもですね。
先方にとっては100軒のうちの1軒でも、建てる方にしたら一生のうちの最初で最後の1軒です。(違う人もいますが)
お断りの時に「御社のここが希望と合いませんでした」と理由を言えばいいんです。
それはアンケートにも値するので、先方はそれで十分見返りを受ける事になります。
気にしないで、どんどん話を聞きましょう!
あなたの最高の一軒の為に!