続いては花少年バディーズ、10年を振り返ってみる。

といっても活動期間は前半5年程度で後半5年は思い出との付き合い方になるな。

例えば、10年前の今日は何を考えていただろう?
5/1になれば花少年バディーズ結成という事を世間に発表する。
果たしてこのバンドはうまくいくだろうか?
みんなをびっくりさせてやる!
バンド名から始まり斬新な事ばかりだぞ!なんせボクなんかヴィジュアル系なのにパーマかけてるんだからな!

なんつー、ベタな事を考えながら

もっとメンバー内で考えてた事は

5人が笑いながら楽しく活動できるバンドでありたいって事だったな。

始動して半年も経たずして、なんか勢いづいた、
このアメブロという存在が着火になったのは疑いようがない。

一年二年と今では考えられないスピードで活動してた
もうよくわからないくらい忙しかったし、
すげぇ楽しかった、
世界がどんどん広がっていくのが面白かった。

でもずっと疲れてた。
身体を壊して入院したりもした。

楽曲だけはやりたい事が溢れていて、
妥協する事はなかった。

でも、誰かにふと言われた。

「音楽に説得力がない」

ちょっとおやすみした。

サウンドと楽器と演奏に関して、
オタクか!ってくらい詳しくなって、
たくさんの引き出しを用意して活動再開した。

めっちゃ良い楽曲を作る事へ執着するようになった。
“良い曲”の定義は?と訊かれたら
普遍的で日常的で感動的な曲と思うようになった。

なんか元々から普段着的な要素があったけど
よりそうなった。
てか、衣装なんかは普段着より地味なのもあったりしたな。

3年目4年目は前2年に比べるとそういう勢いは落ち着いてたけど音楽的充実がとにかくあった。
もちろん野心も忘れてなかったけど、相変わらずメンバー5人で笑ってた。

5年を迎えようとした頃、
5人で笑い続ける事ができない事態になったので
無期限活動休憩した。

そこからの5年間はボク個人にとって、
花少年バディーズは目標だったし、呪縛だったし、憧れだったし、別物だったし、
あそこで止めて良かったとも思うし、
あの時無理にでも続けるべきだったかな?とも思う。

まあ考えがあっちこっちにいくのは
人間とはそんなもんだけど
忘れた日はない。

貘はしっかりやってるかな?
広志は元気にやってるかな?
想像しない日はない。

なにより

良い曲ばかりだなぁ
たくさん愛された曲達だったなぁ
もったいないなぁ

ってのは、どうにか、って部分だった。

結成10周年という名目は非常にありがたい。

以上に対しての良い意味で未練みたいなものを蓋開ける事ができる。

それでも他のアーティストに比べたら過去のそれらを平気で話題にしちゃうほうだけど、
一応気を使ってる部分もあるのよ
当時のファン、現在のファン、それぞれの思いを考慮しつつね。

だからこそこの10周年記念てのはありがたいね。

あらためて10周年振り返ると
恥ずかしい事は何一つなかった素晴らしいバンドだったと思うよ!
(恥ずかしい演出やネタは沢山やったけど)

このシーンの中ではレジェンド的でも何かしらの影響を与えたバンドでもなかったかもだけど、
バンドをメンバーを曲を大好きだったヒトがたくさん存在してた事は知ってる。

世の中にたくさんバンドがある中で
5人で笑いながら楽しくやってるだけで
こんなにもたくさんのヒトに愛されたバンドは本当に幸せだね。

まだまだ忘れる気もないどころか、
楽曲も広げていきたいなぁ。

再結成?それはいまのとこ予定はないかなハハハ。
そういうタイミングが来る時はきっと必然的にそうなるよ。


つって、あーだこーだゆーとりますが

結成して10年、時間が経った事に間違いはない!
幸いにもそれを伝える人間と状況がここにある!


花少年バディーズ 10周年!
おめでとう!ブラッサム!
ありがとう!ブラッサム!

Let's go to 絶対的ハピネス!
そこまで引き続きキミを愛す!


ミネムラ