『[Bit;]雨に接続された世界』

ここからはほとんどがリマスタリングの曲が続くので

どちらかと言うと、「いま、あらためて聴くと」って感じで書きます。

ほとんどがビリー時代の曲なので当時の曲解説を読む事も今となっては難しいかもなのでちょうど良いかなと面白います。

この曲はシングル『ロッキンプリンセス』リリース時に
シングル候補曲として並べられた曲達の内の一曲ですね。

他には『一期一会』『レベッカ』『Funny Bee』とかがあったかな。

ちょっとしたショートムービーを作ろうとしたという話は何度もしてますが、

時代の移り変わりってすごいよね、
もうすでに歌詞の一行目「パチンと折り畳んで~」っていう携帯電話の形態(シャレじゃなくて)を表現する言葉すらもう通じないのかも?
つってももう6年程前の社会なんだぁと不思議なもんです。

ブログってモノもすでに市民権を得てからもう歴史あるんだなぁ。
でも、こうして今もブログ書いてるけど3~4年前のブームから比べたら下火になってのは否めないわけで、
例えば『NBL』みたいな曲はその内、曲自体意味が通じなくなるかもね。

時代を象徴するようなワードを歌詞の中に出すのって最近で言うと『マーガレットUFO』でFacebookやLINEなんかがそうか。
こういうのって、もちろん日常の親近感を気兼ねなく表現なんだけど
時代が進むにつれ曲自体に古臭さを感じてしまうリスクはあるよね。

でもミスチルの『My Life』で「62円の値打ちしかないの ボクのラブレター~♪」って歌っていたのを今のボクが聴いて古臭ぇとは思わないわけ。

だからボク的にはそういうのはあくまでプラスアルファの面白さなのかな?と捉えております。

全然曲の話してないな。

バディーズがセルフカヴァーした、
つまり“不良品種EDIT”になってからは

ボク自身のギターフレーズもデジタルっぽいシーケンスフレーズから生っぽいクランチでのリフやストロークに変わった。

その頃に気づいた?割り切れた?のは、
もっと若い頃はギターで変わった音や変わったフレーズを弾いてやろうとばかり考えていたけど

ギターがギターという楽器として存在してる理由、
例えばチョーキングとかアルペジオとか、ギターという楽器ならではの特性を活かした音や演奏を出したいなって思えてきた。

それ、ギターじゃなくても良くね?って事を弾くより、
やっぱギターだからこそこういうカッコいい感じになるんだよね!って事を弾きたい、みたいな。

うん、そんな事を考えながらギターフレーズ考えてた。

この曲はテレキャス、ってイメージ。

2012年12月SHIBUYA BOXX単独公演での演奏が印象に残ってる。

雨と傘と携帯電話と二人の距離感、
なんか小さなラブストーリーだけど、
よくできた物語だなって思います。


ミネムラ