つづいて宇都宮単独公演の感想。

”宇都宮の基礎は?”なんてタイトル付けているけど

宇都宮という町こそがボクの基礎であり、
バンド人生の始まりの場所でもある。

そんな思い入れが大きい中、
宇都宮での最後のライブ。

まさかこんなふうに最後の日が来るなんてね。
想像してなかったよ。
(ここから先、他の土地でもそんな風に感じるんだろうな)

だもんで、このツアー現段階での最高曲数。

最初から遠慮無し。

『ベイビーTrain』も本編に組み込まれ、
アルバム『Basic』がガッツリ丸ごと堪能できちゃったライブ。
最高でしょ?

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仙台からコイツもライブに加わるようになり
トライアングルを持っていてもらえてありがたい。
『ウラシマンタロウ』では歌、キーボード、タンバリン、んでトライアングル、あとタオル持ったりするからボク忙しいのよね。

『ベンチ』から『Balloon』へテイクオフする瞬間はなんかグッと来た。
理由はよくわからないけどなんか直感的なものかな。

そしてアンコール。

実はこのライブをするにあたり選曲をしている中で
ツブクが

「宇都宮ではぜひ『落陽』をやりたい」

と挙げた。

そうだよね、ツブク、琢磨、貘にとっては栃木は故郷だもの。
(ボクも最後に長野でやりたかったなぁなんてちょっと羨ましく思ったり)

ボクにとっても第2の故郷・宇都宮で『落陽』をやることにとても意味があった。
演奏している時、大学時代に見た大田原での景色が脳裏に広がった。
諦-アキラ-というバンドをやってる頃リハスタに通った日々がよぎった。
ビリー/バディーズで賑やかにレコーディングしながら眺めた窓の外を思い出した。
いつも温かい夕暮れの太陽だった。

この土地に巡り会えてよかったなぁとココロから感謝した。

『Bible』まで最高の、最高のライブだった。

その日、琢磨やツブクの親御さんにも挨拶ができた。
お礼を言われた。なんだか自分が情けなくて恐縮した。

まだまだ沢山お礼を言いたい人達がいる。

KENTの他にもHELLO DOLLY、HEAVEN'S ROCK、今はなきHELPなどなどのライブハウス、
宇都宮にある新星堂の皆さん、
ああ、JIVEってスタジオもボクらの歴史に欠かせない。
楽器屋さんとか、衣装屋さんとか、オリオン通りやユニオン通り、
なんなら20代にバイトしてた吉野家まで。

そして栃木のブラッサム達、
県外でもボクらを通じて宇都宮を愛してくれたブラッサム達。

本当にありがとうね!

願わくば、これからも栃木、宇都宮でのバンドシーンが絶えず、活性化してくれる事を願う。
近年、地元バンドの減少は否定できず、ちょっと寂しい。

ボクが宇都宮にいた頃はな、
毎週末、栃木会館の前の広場や宇都宮HELPの前は
バンドマンもコスプレしたバンギャル、高校生のバンギャルも
ウジャウジャいたんだぞーー!
そういう時代がまた来たらいいな。
ボクもなにかしらで今後も貢献できたらいいなと思っています。



栃木、宇都宮、みんなみんな
大好き大好き大好き大好きだぁぁ!!!


ミネムラ from 長野 since 栃木。