超久しぶりの博多での単独公演。


『Bonjour & Bible Day-なかった事をあった事にする道-』をテーマに。


まず、如何に『Bonjour』と『Bible』というアルバムが素晴らしいアルバムであったか?
をあらためて感じれるライブでした。

『カーネーション』なんかは実に2年ぶりくらいに演奏したのではないだろうか?
本編最後の『Bonjour』は言わずもがな感極まる曲。

『Bible』のツアーは博多でできなかったわけだけど
ちゃんと音楽は届いていて、みんながしっかりと受け止めてくれたいた。

博多に対して間を空けてしまった事は申し訳ないというキモチがあったけど
間違いなく今のバディーズのが演奏が巧い!そして音も良い!
くわえてツアーセミファイナルとまで来れば
ライブの感覚も洗練されてきていて一番良い状態!

それを届けられたのは嬉しい。

そうそう
ミネムラソロコーナーに関して触れないわけにはいけないね。

ツアー前のファンミーティングなどでも「メンバーのソロコーナー作って欲しい」という要望が多くてこのツアーは各地で設けたわけだけど。

ボク自身はあまり乗り気ではなかった、
だってオーディエンス側に立って思い出した時、
自分が今まで見に行ったライブで「スゲー!!」って思ったソロってあまりなかったから

それってプレイヤーの自己満足、
もしくはそのメンバーを好きなファンが内容うんぬんは関係なく贔屓的に見たいだけじゃないの?

って思ってた。

ただ、モノは試しにやってみようかとこのツアーに組んだわけだけど

そういう否定的な考えを持ってる分、
何をするべきか?にとてもアタマを悩ませた。

全パートを演奏してみようかな?とか、
ピアノで弾き語りでもしようかな?とか、

それらも一通りは流れを作ってみた。

けど、どうもしっくりこない。

単に時間稼ぎのような、いや、むしろ間延びを作ってしまうような。


もっと“無双な時間”を作りたいと

「“ミネムラ無双”な時間」。


いきついたところは ギター だった。

何にも制限されない感覚で夢中になれる時間は
一人で好きなようにギターを弾く時間。

もうなんかずーーーっと考えていたら
“否定的な部分”なんてどうでもよくなってきて
与えられた時間、どれだけ自分が自分に夢中になれるか?

その空気だけをオーディエンスに伝えられればいいかな?って。

変に考え過ぎていたのかもね。

どうやったら盛り上がるかなーとか。
どんな事ができるってやってみせたらカッコイイって思われるかなーとか。

なにも考えなくていい という事は素晴らしい。
押し付けなくてよい という事はどんなにラクな事か。


なんでイチ地方公演のイチコーナーでこんなに熱く語るか?って思うかもだけど
ちゃんと読んで欲しい。

ボクのインサイドは説明しようがない
「もっと分かりやすく説明しろ」とか「もっと具体的にアピールしろ」とか言われても
実物を体感してもらわないと表現しきれない限界がある。

今回のギターソロは非常によく出来て、
その場にいるブラッサム達も喜んでくれたと信じて、
とてもキモチが良いものだった

故に 同じくらいの虚しさが残る。

変な話、テーマとは逆の「あった事がなかった事に」なるのが怖い。
そのくらい、ありふれた言葉だけど「言葉で音楽を語る虚しさ」。


博多で体感できたブラッサム達、非常にレアですよ。
ボクの最上級のエゴがそこにはあったから。


『コータローまかりとおる』のバンド編における
カイザーラステーリのセリフ「オレの音を恵んでやるぜ」的な気分です。

ボクのあんな音楽的エゴはもう二度と見せないすよ、フフフ…。
その場に足を運ばせるまでに到らなかったブラッサムの罪よりも
この音を全てのブラッサムに届けないボクの罪のが大きいかもね。フフフ…。


さて、ライブの話に戻ろう!

『ブシドーマン』は、そのソロ後のキモチよさに朦朧としてしまったので意識がちょっとハッキリしていないんだけど

すぐに会場の一体感のキモチよさに戻る。
それはやはりバンドってものとオーディエンスとのコミュニケーションの素晴らしさだよね。

やっぱりボクの音楽の理想はここだもの。

最後の『Bible』は本当に気持ちよかった。
あっという間に過ぎ行く時間を
ボクらはどんな活動をしたらよいのだろうか?とか
キミらはどんなライブに行けたらよいだろうか?とか
日々、いろいろ選択して、今日この場所をこの時間を選んだ。

その最高の選択にまぎれもなく幸福を感じた。
ファイナルじゃないけど、ここがファイナルでもよかった。


このツアーで唯一やったダブルアンコールも
ブラッサムとボクら、スタッフがココロから望んだアンコールだったと思う。
だってアンコールの声を聴きながら楽屋でボクは

「メンバーからしたらやりたいに決まってる
だけどノリや惰性と捉えられるのならやりたくない、
ただのサービスに見えるのならやりたくない
だからスタッフが本当にやっちまえ!という空気を会場に感じるのならゴーサインして」

って意味の分からない興奮をしてたもの

そんでもって

琢磨が客席に飛び込んだのも
ボクが裸になったのも
全部全部、身体から、ココロから、わき起こり吹き出した“ロック”なんだなと思う。
なんかカッコつけるとかとは遠い次元の全身全霊。

こういうライブができるバンドになれた事を誇りに思うし、
ここまで引き上げてくれたブラッサムに大きく感謝します!



ありがとう!博多!!
遠くまで一緒に足を運んでくれたブラッサムもありがとう!!
好きだー!好きだー!好きだー!好きだー!好き好き!!


$花少年バディーズ ミネムラオフィシャルブログ「ミネムラはB級メガネ」Powered by Ameba-__.JPG
そして、枯れ男、
20年、共に歩んできて
一番輝けた日だったね。



笑っちまふよな

ミネムラ

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