今日は遠征前のリハでしたー

スタジオに行くとなんと受付のとなりに
段ボールから剥いたばかりの新製品のアンプが置いてあるじゃないですか!?

「明日から常設しようと思ってるんですよー」

という店員さんの言葉を聞き流し

「借りまーす」

と自分達のスタジオの部屋へ。

RolandのGA-212 というアンプ。

まず見た目の第一印象。


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か、かっこわるっ…。

なんか真ん中に寄せ過ぎ。

フロントパネルはフラットで
2発スピーカーの今ちょっと流行の雰囲気を作ろうとしたのか?
でもって、Rolandの名機JC-120の面影も継承しつつ、
メタルオレンジの囲みはアレかな?LINE6の赤を意識しつつ?
Rolandの別名社であるBOSSの名機マルチエフェクターGX-700のオレンジを持ってきたのかしら?

どうせならVOXとかみたいに上面にコントロールパネル持ってくれば良いのに…と思いつつも後でパンフレットをみたら2段積みにするとさらに迫力が出ます!的な狙いがあるみたい。
う、うーん。


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ちなみに名機JC-120と並べてみると
大きさはJC-120よりちょっと小さい
そこらへんは好感が持てるな。

でも重い、といってもまだボクのTwinよりはちょっと軽いのでなんとも言えないですが。

さあ、肝心の音は?

ちなみにギターは琢磨の赤いストラト、ピックアップはレースセンサーのゴールドで弾いてみました。


最初に店員さんが「かなり歪むらしいですよ」と言っていたので
「あー、じゃあJC-120が物足りない人にはイイかもですね」と受け答えたけど

ココロの中では

どうせアレだろ?モデリングが幾つか入っていてなんちゃってな音が無難に鳴っちゃったりするんだろ?
もうそういう最近の傾向はお腹いっぱいだわ。

と思ったのですが。

あれ?歪みらしきツマミが一つしかない?

そのツマミをグーーーっと捻っていくと
スーーーっと歪んでいく。

歪みのキャラとしては何っぽいか?

うーん、ボスのODからDSへって感じなのかな?
無難にして、意外に悪くない。
むしろ、この位の歪みが欲しいってさじ加減が明快に見つけれそうな気がする。
クランチとオーバードライブの間らへんとか、
オーバードライブとディストーションの間らへんとか。

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これ、別売りの専用フットスイッチなんだけど
見ての通り“Boost”と“Mid Boost”のボタンがある。
これを踏んでみると
これまたわかりやすいブーストやミッドブーストをする。
これだけわかりやすいと便利だね!
このわかりやすさはさすがRoland!って感じがする。

真空管アンプの様か?と訊かれたたらまるで違うけど
まとまりと広がりは本当に何度も使うけど“無難にイイ感じ”
JC-120の無駄な迫力をうまく制御できてる印象。
つっても200Wあるんだよね。うん。

JC-120にこれが付いてればなーとか、もう少しこうなってくれたらー、っていうの部分はクリアしつつ、
あーん、逆にJC-120のこういう部分が良かったのにー、ってのをひっこめたような?

もしかしたらJC-120はまるで意識しないで制作されたかもだから
比べるのはおかしいのかも。

でもローランドと言えばJC-120で、
それの良さを子供の頃には良くわからなくて最近になって気づいたボクとしてはやっぱ比べちゃうよね。

でもって、そういった類いのアンプなので
モジュレーション系や空間系のエフェクターも内蔵なのかな?と思いきやリバーブしかない。
そこは歪みにチカラを入れたという気合いが伝わってきて好感があるね。

もしかしたらエフェクターはBOSSのGTシリーズやMEシリーズなどを購入しましょうって狙いなのかもだけど。
にしてはMIDI接続端子もないのでどうなんだろ?

ああ、ちなみに作った音は4つ?記憶させる事ができて
フットスイッチで呼び出せるらしいです。
だから、そこにMIDI接続端子が付いていればさらに利便性が良いのになー。

でもってオープンプライスだったので
帰って相場をしらべたら10万円弱くらい。

う、うーん。
定価がそのくらいで市場は6~7万くらいならMEと合わせて10万で学生さんとかにはちょうど良いのになー、なんて思いつつ。

総合的には★★★☆☆って感じかな?
そんなに褒めていないようでいて
意外に良いと思ってる。

その“意外”な部分の
歪みの操作性と質感の良さと
所々に感じる潔さ。

変に値段の高い真空管のハイゲインアンプを買って持て余すより
コイツで自分のちょうどイイ所を見つけてプレイする方が
バンドにとってもまとまりよくいきそう。

うん、こういう事をスタジオに置いてあったアンケート用紙に書けばよかった
そしたらステッカーもらえたのに。


でもなー、やっぱルックス良くないよなー。

ちなみにRolandといえばBC-30という今や生産されていないけど
知る人みんな「これはJC-120に続く名機なんじゃないか?」と大絶賛するアンプがあるんだけど
そっちの方向にはいかなかったのかしら?
といってもボクは弾いたことないのでアレだけど。
噂によると今のボクの好みであるブルースの枯れ系だね。


うん、一方ボクの自宅には


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ツブクに触発され¥1000で購入できたFenderの小さいアンプが積まれました。
それぞれ小さいトランジスタアンプでもやっぱり音がちがくて面白いっていうのもあるんだけど
これはもうインテリアとしての満足。

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そして今は、Laneyの修理に出したら
なぜか代機として貸してもらえちゃったVOX AC30CC1もあるのです。
怖くて外に持ち出せない。
ちなみにその下は最近までメインで使っていたMarshallね。

もう、部屋が機材庫の如く狭くなっていて大変な感じです。

そして、そんな状況が

とても幸福ですハート①






笑っちまふよな
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ミネムラ