「機材めっちゃ増えましたね」

ライブスタッフや楽屋に挨拶に来てくれた関係者が必ず口にしたセリフ。

今回アルバム「Breed」を再現するにあたり
いや、再現どころか、より臨場感を作り上げるための工夫として

そして活休中にメンバーが何度も口にした

「これからはシーケンス同期に頼らず、できるだけ生演奏を」

というこだわり。

そのために、演奏スキルももちろんの事、
響きが綺麗な音、バランスを綺麗に取れる音楽器、機材選び

なによりも新しい楽器を手にする興奮というものは
演奏者にとってその瞬間にしか味わえないある種モチベーションのピークだったりするから
それを感じるが故の「音楽したるでー!」って気合いだったりすんだよね。

まずはステージ全景

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今回はステージ装飾もなく、楽器を並べる事でボクらのスタイルを象徴しました。
実際、現場に来てくれた人にはわかると思うけど
目の前に沢山楽器が並んでいるってちょっと興奮するよね。
ライブハウスに直属している少し年配の音響スタッフの男性も
「こりゃーキモチいいなぁ!」って興奮してた。
音楽好きな男子っていくつになっても少年だぁ。

ではでは上手からー

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【琢磨のメインギターコーナー】

ギター:Fender JAPANのレースセンサー(ゴールド)仕様
元はボクが使用してたモノなんだけど琢磨がシングル、ボクがハム(レスポール)に方向転換する事になった時点で琢磨のモノに。レースセンサーにより普通のストラトのちょっと残念な部分(サスティーンがもうちょっと欲しい時とかノイズとか)がクリアされてる。

アンプヘッド: Orange Rockeverb 100 MkII
まあオレンジのヘッドならコレが一番イイでしょうね。マーシャルやブギーより歪みのコントロールが分かりやすいっていうのかな。クランチが欲しいなーって時ももっと歪ませたいなーって時も頭で想像した感じの音がわりと素直に出る。

アンプキャビ:Marshall 1960A
なぜかレンタル。まあ、無難に。ここがスタンダードです。

ペダル:MAXON OD820(ブースターとして)、Providence VLC-1(コンプ)、空間系モジュレーション系はなんだっけ?Bossのマルチのヤァツ、あとラインセレクターでCostam Audio Japanだっけ?そこらへん把握してないな。OD820とVLC-1はボクも使いたいので注目しとります。



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【アコギコーナー】

左:Martin / D-28 2001年製
『憎んだ笑顔』で貘が使用。

右:Gibson / J-45 (ノーマル・ブリッジ) 2001年製
『Miss.Calender,Slowly』『ブランコ(昼の部)』『「我が闘争」ショー』『Brilliant Bouquet & Braveheart Boy』『光のガンマン』で琢磨が使用、
ボクが『「我が闘争」ショー』の曲中持ち替えで使用。

『Breed』のレコーディングをしてみて課題だったのはアコギが1本しかなくてバリエーションがでなかったのでもう少し増やしたかったのでここは何本か必ず導入しようと決めていてのこのタイミング。
ギターを弾いていたら最初はまずこの2本に憧れるってヤァツだよね。

偶然にも同い歳生まれのこの子達。
アコギは最低10年くらい引き込まれてないと鳴ってくれないので
2本ともようやく鳴り始めた感じの今後も楽しみな2本です。

しかしこの2本のキャラの違いは実際こうして手に入れて自分らで並べて弾き比べると
一段と納得、レコーディングも楽しみだなぁ。

つーか、D-45はワインレッドっていうのがかなり渋くて珍しいしいーねー!
今回のライブではボクがアコギを弾く機会が少なかったのとマーチンの出番が少なかったので
次はもっと増やしたいす。

ミキサー卓に送っているDIは両方ともFISHMAN AURA SPECTRUM DI。
これはね超おすすめしますよ。
あんまり高級なアコギは買えないって人もコレを通すとかなりイイ感じになる。
シュミレーターもついているけどそれは使わなくていいからEQとコンプを好みの方向にちょっとひねるだけで充分。つかフラットでも全然良い。
以前はLRBAGGSのVenue DIを使っていて、アレも最高に良いけどギター本体の音に依存する印象があるのでこれからバンドにアコギを入れていくぞ!って人にはFISHMANのがバランス取りに扱いやすいです。

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【ドラムコーナー】
広志の新ドラム Pearlのホワイトパール色のセット。
あとはよくわからんけど、ボク的にはバスドラが以前より良い音になったのがわかる。
ワンタムになったのでスッキリしたかと思いきやシンバルの数が増えて、
ハイハット(タンバリン付き)が右手側にもあってむしろゴチャゴチャした。

「バスドラのヘッドが模様付きの牛革なんだよー」って聞いていたから
勝手にホルスタイン柄を期待してたのにチガくて残念。

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【貘ギター/セミアココーナー】

左:GRETSCH / G5122
『「我が闘争」ショー』『Blind Good Girl』『ココロ』にてミネムラ仕様。

右:ノーブランド ストラトキャスター

アンプ:LANEY / VC30-112

グレッチは今年になって貘が生まれて初めて買ったギター、
なぜいきなりセミアコを買って来たのか?
本人いわく「ルックス買い」。うん、そういうの大事!
そしてなぜかライブではボクが使うっていう謎。

というのもライブ当日貘がいきなり知人のミュージシャンから借りてきた?もらってきた?
ノーブランドのオリジナルのストラトキャスター
ペグやインレイ装飾をみるかぎりかなり金がかかってそうな
ピックアップもよーくみるとヴィンテージっぽい。
でもって鳴らしてみたら、いきなりいい音だったので
最初は貘もグレッチを弾くはずだったんだけど
急遽こっちのストラトに。
詳しい事はこれから調べてみよう。

でもって!LANEYのコンボアンプ!
これはね、ボクが楽器屋で試奏して衝動買いしたヤァツ。
本当はマーシャルを探しにいったんだけど良いのがなくて
ふと置いてあったこいつが気になって弾いてみたら、
まあ!なんて素敵なクリーン、クランチ!
そして30ワットって以外にパワーあるのね。

というそして手頃なお値段にて即購入。
家に帰って調べてみたら奥田民生大先生も以前使用してたモノだったという
どうりでどうりで。

アンプはやっぱりイギリス製がいいですねー。
といいながら実は次はフェンダーも狙ってます。


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【キーボードコーナー】

下段:KORG / SV-1
ピアノから、レスリーオルガン、ヴィンテージエレピまでしっかり出す優れもの。
去年のツアー中に「本格的なキーボードを」って感じで
まずの一台目にルックス買い(だけじゃないけどね、ハンマーアクションが良かったとかいろいろ条件はあったけど)したヤァツ。

上段:Roland / SK-88Pro
時代遅れな安物ですが、いまだに曲作りでSC-88Proを音源モジュールで使ったりしているので
そのままの音が出るし、鍵盤数もほどよいのでネタ物の時に使用してます。

うーん、鍵盤の今後に関してはピアノ、オルガンは単品で良いものを置きたいけどなー
ちょっとスペース的にキツいかな。

キーボードを中心に左手側にシーケンス用のマックとモニタースピーカーとモニターをコントロールするミキサー。右手のタンバリン、ブルースハープ、ホイッスルなどが載ったトレイスタンド。

今回は楽器編成やライブ構成がいろいろ複雑だったので曲ごとに
足元のスピーカー(主にギター演奏時)、小型スピーカー、ヘッドフォンと
モニター環境を変えて演奏してましたー。

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【ミネムラメインギターコーナー】

右:Gibson / Les Paul Standard 2001年製
左:Epiphone / Les Paul custom (フジゲン製)

いわずもがなボクのメインギターのギブソンのゴールドトップと
サブのエピフォン日本製のブラックビューティーです。

どちらもピックアップをGibsonの'57Classicに変更しました。
お爺ちゃんが選ぶお爺ちゃんなサウンドのピックアップです。
昨日は途中でメインの弦が切れたのでサブも活躍したんだけど
ちょっとパワーに差を感じたな。もうちょっと調整しよっと。

アンプヘッド:MARSHALL / JVM205
機能性抜群、正直マスターが2つあるのとMIDIが使えるって理由だけでも使う理由になる。
2chで十分(つーか歪みを3段階で選べるから1chでも十分)、マーシャル最高。

アンプキャビ:Bogner / 2x12Cabinet Closed Back
CelestionのスピーカーVintage30が2発入ってるヤァツね。
2発ってルックスも魅力的だよね。
購入から1年かなり酷使しましたがまだまだなかなか元気なキャビです。
ちょっと疲れたスピーカーのキャビも素敵だけどこの若い状態のぱりっとした感じ音もいいよねー。
ボクのお友達ギタリストで使ってる人が多いです。
でも周りで一番最初に買ったのはボクです!みんなまねっこだ!


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ちなみに足元のペダルはこんな感じ。
何がすごいって事は特にないけど

BOSS / NS-2:DEMETER COMP-1のノイズがやはり気になったので。
DEMETER COMP-1:以前ブログで紹介したコンプ
VOX V847 Modified:トゥルーバイパス、フィルターとボリュームがそれぞれ可変でき、LEDも付いたV847
Korg DT-10:チューナー
MAXON AD-900:素晴らしいアナログディレイ、トゥルーバイパスなのも素敵
Eventide MOD FACTOR:こいつのマニュアルを翻訳してました。
LINE6 DM4:どうしても違う歪みのキャラが欲しい時に便利。というかオクターブファズが他のコンパクトでは出せないエグイ音で気に入ってる。

以上とマーシャルのヘッドをProvidence PEC2でコントロールしてます。

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【ベースコーナー】
左から
Ariaのアップライトエレキベース
メイン:Fender Japanのプレベ
サブ:Bucchusのプレベ

アンプ:Mark Bass 上下

メインのプレベはいわゆる“ジャパンヴィンテージ”に分類されるヤァツで
音がふくよかなんだけどレスポンスが良い感じ?
ツブクの音がさらに上品に野太くなった!
なんといっても製造年がツブクの“生まれ年”!
生まれ年のギター、ベースを買うのって憧れるわぁ。

最近は自分がおっさんな事にはなんとなく馴れてきたけど
おっさんが故に
他のメンバーの生まれ年のギターより値段が格段と高く
なかなか手が届かないのでそれが悔しいです。


よし、だいたいこんな感じかな。

アンプから出ている音を拾うマイクやイヤモニの紹介までしてたらキリがないものね。

お気づきな方もいると思いますが
バディーズはだんだんサウンドが往年のロックバンドサウンド、
もはやオールドとも呼ばれる?方向のサウンドに向かっています。

というか良いものを求めていったら自然とそうなっただけなんだけどね。


近年は生楽器とか生演奏がそこまで重要とされない時代になってきたけどさ
やっぱそれはそれで寂しいじゃん?

記事の冒頭でも書いたように

初めて楽器に触れた瞬間の興奮とか
生演奏の音に触れた時の衝撃とか

そういうのをボクらは求めているし
みんなに与えたいと思ってるんだよね。

楽器は楽しい。
そりゃ、お金はかかるしメンテはめんどくさいし、
練習もしんどいかもしれないけど

形に鳴った時の嬉しさはそれを上回る、
一生の趣味にもつながる

ボクらが楽器で楽しんでいる姿をみて
自分も何かやってみたい!って思ってくれる人が増えるのもいーなー。

あとは、ボクらがこれらをもっともっと使いこなして
もっともとダイナミックなライブをできるようにならなきゃ!

その時はそうとうなモンスターバンドになれるような気がする。



笑っちまふよな
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ミネムラ